ビットコインとイーサリアムのETN、ロンドン証取に登場
英国が暗号資産(仮想通貨)領域における他の金融リーダーとの差を縮める中、英国の投資家はロンドン証券取引所でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を追跡する上場商品を取引できるようになった。
FCA(金融行動監視機構)は22日、ウィズダムツリーと21シェアーズなどの発行企業による暗号資産上場商品を初めて承認した。
21シェアーズは28日、現物を裏付けとする4つのETN(上場投資証券)を新たにローンチしたと発表。21シェアーズ・ビットコインETN、21シェアーズ・イーサリアム・ステーキングETN、21シェアーズ・ビットコイン・コアETN、21シェアーズ・イーサリアム・コアETNが発売された。
競合のウィズダムツリーも、ウィズダムツリー・フィジカル・ビットコインETP、ウィズダムツリー・フィジカル・イーサリアムETPという2つの現物裏付けETP(上場商品)で市場に参入した。
両社とインベスコ・デジタル・マーケッツの商品の上場は、28日にFCAウェブサイトの承認商品一覧に掲載された。
⚫︎FCA、ロンドン証券取引所の暗号資産ETF市場を制限
これらの新たな暗号資産商品はFCAの規制によりプロの投資家のみに制限されている。この厳格な取り組み方は、最近承認されたビットコインETFが合計590億ドルを運用している米国とは対照的である。これは、ヨーロッパの暗号資産商品の総取引量の約5倍に相当する。
それでも、21シェアーズの英国責任者であるアレックス・ボラック氏は、英国は3年以内にヨーロッパをリードする暗号資産ETF市場になると予想している。ただし、英国成功のカギは、一般投資家がこれらの商品を取引できるようにすることにあると同氏は考えている。
5月、保守党のアルン・ケアンズ英国議員は、暗号資産ETNの禁止を見直すようFCAに求めた。同議員は国の立ち遅れを懸念し、一般投資家が機会を奪われることになると主張した。
⚫︎米国、現物イーサリアムETFの承認で市場を驚かせる
米SEC(証券取引委員会)は23日、現物イーサリアムETFを承認した。アナリストらは5月に承認されるとは予想していなかったため、これは市場にとって劇的な逆転劇となった。
この動きにより、韓国の規制当局もこれに追随し、同様の暗号資産投資を承認するよう圧力を受けている。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/bitcoin-ethereum-etn-london-stock-exchange-uk-fca-approval.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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