ビットワイズ、修正後のイーサリアム現物ETF申請書で250万ドルのシード投資を明らかに

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 ビットワイズは18日、現物イーサリアム(ETH)ETF(上場投資信託)の登録申請書を更新した。同社は同ファンドの上場・取引を行うために米SEC(証券取引委員会)の承認を待っている。

 米国では、新たな投資商品を上場する企業はSECにS−1フォームを提出しなければならない。

 ビットワイズは修正後の申請書の中で、ファンドをスタートするために250万ドルのシード投資を行うことを明らかにした。申請書によると、この資金は株式市場での取引をスタートする前にイーサリアムを購入するために使用されるという。

 暗号資産(仮想通貨)ベンチャーキャピタル企業のパンテラ・キャピタルは、ビットワイズの現物イーサリアムETFの株式を最大1億ドル相当購入することに関心を示している。

 「ただし、関心の表明は拘束力のある購入の合意や約束ではないため、これらの潜在的購入者はどれだけ購入するか、またはしないかを決定することができる」と述べた。

⚫︎ビットワイズのイーサリアムETF、上場時期は不明

 5月、SECはいくつかのイーサリアムETFを承認した。しかし、それぞれのETF発行企業はまだ特定の商品の承認を得る必要がある。ビットワイズはSECによるフィードバック後、S―1申請書を更新した最初の企業となった。しかし、ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏によると、上場前にさらなる修正が必要になるかどうかは不明であるという。

 セイファート氏はビットワイズの申請書更新について、「この申請書から、これらのファンドがいつローンチされるかについて知ることはできない。さらなる更新が必要になるかもしれないし、微調整が必要かもしれない。しかし、最終的なSECの承認が必要だ。ローンチのタイミングはほとんどSEC次第だろう」と述べた。

 同氏は、7月4日前のローンチは可能であると考えている。

 5月、フィデリティはSECへの現物イーサリアムETF申請を修正した。同社は新たな申請書の中で、同ファンドがイーサリアムトークンのステーキングを行わないことを明らかにした。

⚫︎SECが現物イーサETFへの姿勢を変えた背景にある政治的圧力

 SECは、政治的圧力を受け、ETF発行企業からの申請書に修正を要求したと報じられている。これは、SECが現物イーサリアムETFに対する姿勢を転換する可能性を示唆している。

 セイファート氏は以前、クリプトニュースに対し、バイデン政権の動きと暗号資産コミュニティからの反応が現物イーサリアムETFに対するSECの姿勢を変えた可能性が高いと語った。

 「これは完全な政治的決定であったと考えている。私たちはSECが180度転換したと考えている」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitwise-spot-ethereum-etf-filing-amendment-seed-investment.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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