資産運用会社ハッシュデックスがビットコインとイーサリアムの複合ETFをSECに申請

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 ブラジルの資産運用会社ハッシュデックスが、イーサリアム(ETH)およびビットコイン(BTC)の複合ETF(上場投資信託)をSEC(米証券取引委員会)に申請した。

 承認された場合、このETFはナスダックに上場され、機関投資家から個人投資家まで、幅広い投資家が利用することになる。

 申請文書によると、この商品はビットコインに70.54%、イーサリアムに29.46%のエクスポージャーを投資家に提供する。

 ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は、SEC承認の期限は25年3月と推定される、と述べた。

 インシュランス・スイスAGの独立取締役であるローラン・クシス氏は、「規制当局が新たなトークンを受け入れる中、革新性への競争は続いている。次にリストに上がっているのはイーサリアムだ」と述べた。

●欧州では同様のETPが入手可能

 米国市場という文脈ではハッシュデックスの提案とは異なっているが、同様の商品は既に欧州で注目を集めている。

 資産運用会社の21シェアーズは、暗号資産(仮想通貨)ETP(上場投資商品)の提供で先頭に立っている。同社の商品には、ビットコインやイーサリアムなどの個々の暗号資産を追跡するETPに加え、複数の暗号資産をまとめた分散型の商品がある。

 ドイツでは、有名な電子取引所のクセトラが、21シェアーズに加え、ETCグループといったその他の提供会社のものを含む、様々な暗号資産ETPを上場している。

 これまでのところ、こうした商品は好評だ。これは、規制を受けた透明性の高いデジタル資産への投資方法に対する、投資家の強い需要を反映している。

 さらに、スウェーデンのノルディック・グロース・マーケットやSIXスイス取引所も暗号資産ETPを受け入れ、様々な商品を提供している。欧州市場は既に、こうした商品を金融エコシステムにうまく取り入れる方法に関する有益なケーススタディを提供している。

 クシス氏は、「欧州では、ETPという形で19年からこうしたエクスポージャーやバスケットが存在した。原資産が承認されれば米国でそれを提案し、準備するのは当然だ」と述べた。

 同氏は続けて、要するに自身を先行者として位置づけるということであり、発行者はそうしたことに熱心だ、と説明した。

 SECがこれまで暗号資産ETFに対し慎重な姿勢を見せてきたことを考えると、ハッシュデックスのETF申請は特に重要性がある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/asset-manager-hashdex-files-for-combined-bitcoin-ethereum-etf.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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