BTC決済アプリのストライクが英国で運営開始、世界進出を拡大

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 ビットコイン(BTC)決済アプリのストライクが、英国での運営開始を発表した。

 同社は25日のブログ投稿でこの拡大を明らかにし、欧州やアフリカでの最近のローンチに続く、急速な世界進出における新たな節目を示した。

 英国の顧客は現在、ストライクのアプリを利用して資産の売買や出金ができる。

 同プラットフォームは、ビットコインとスターリング・ポンドの両方でスムーズな取引が可能で、便利で多彩な決済体験を提供する。

●ストライク、世界進出を拡大

 世界中の100を超える国や地域でプレゼンスを築いているストライクは、積極的にその範囲を拡大している。

 既に4月には欧州で地位を確立し、24年にはアフリカ市場にも参入している同社は、英国市場に進出しようとしている。

 英国では一部の暗号資産(仮想通貨)企業が事業を縮小しているが、ストライクは世界的なビットコインの普及促進への関与を強め、プレゼンスをさらに広げようとしている。

 6700万人の人口を有し、世界第6位の経済力を持つ英国には、「ビットコイン普及の大きな機会」があるとジャック・マラーズCEO(最高経営責任者)は述べた。

 「ビットコイン及び『暗号資産』企業に対する現地の規制を遵守しつつ、ストライクの全機能を提供する美しくデザインされたビットコイン・アプリを特徴とした、当社のサービスを英国で展開することを喜ばしく思う」

 暗号資産宣伝に関する規制要件を遵守するため、ストライクは欧州拠点から国際的に顧客にサービスを提供する。

 同社は、規制基準の遵守を確保するため、FCA(金融行為規制機構)登録企業のエンゲルベルトと提携した。

 シカゴを拠点とする新興企業のザップ・ソリューションズが開発したストライクは、キャッシュアップやペイパルなどの人気プラットフォームに似た国際送金ソリューションを提供している。

 同アプリは、米国で20年にローンチして以来、ビットコインのライトニング・ネットワークを利用してより迅速で費用対効果の高い取引を促進し、利用者に優れた効率性を提供している。

●決済会社が暗号資産を採用

 4月には、フィンテック大手のストライプが、6年間の中断を経て、顧客が再び暗号資産決済を受け入れられるようにすると発表した。

 同社はまず、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)、そしてポリゴン(MATIC)ブロックチェーン上のUSDコイン(USDC)から開始する。

 ストライプは14年、デジタル通貨の先駆者であるビットコインに関する試験で暗号資産の世界に足を踏み入れた。

 しかし、同社は18年、交換手段としての適合性の欠如とボラティリティを理由に、ビットコインのサポート停止を決定した。

 ストライプ以外の他の決済企業も、ステーブルコインを決済手段として採用している。

 最近では、シンガポールを拠点とする決済会社のトリプルAが、ペイパルのステーブルコインを顧客決済用の対応トークンに追加する計画を発表した。

 トリプルAは、シンガポール初の認可済み暗号資産決済会社として、ペイパルのステーブルコインであるペイパルUSD(PYUSD)への6月中の対応を目指している。

 同社は現在、主にビットコイン、イーサリアム、そしてテザー社とサークル社が提供するステーブルコインでの決済サービスを提供している。

 テザー社のテザー(USDT)は、暗号資産市場で支配的なステーブルコインに留まっており、約1100億ドルが流通している。

 これに対し、23年8月にローンチしたペイパルUSDの流通量は、わずか2億ドル強だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/strike-launches-operations-in-the-uk-expanding-global-reach.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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