<今日の仮想通貨市況>米CPI受け急伸も買い一巡後に軟化、円高進行も重し

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 12日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=906万円前後(過去24時間比2.7%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=49万円前後(同2.1%安)、XRP(XRP)が1XRP=71円前後(同0.1%高)となっている。

 11日の主要な暗号資産は昼すぎから戻り歩調を強め、夜には市場予想を下回る米6月CPI(消費者物価指数)を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)が9月に利下げするとの思惑に急上昇。ビットコインは一時5万9000ドル台を回復したが、その後は売りに傾き、12日未明には5万7000ドル台前半まで下落。朝方の時点でも同水準でもみ合った。

 ドルベースでみたビットコインの過去24時間比の下落率は小幅だが、円高の進行により円ベースでは下げが大きい。また、イーサリアム、XRPのドルベースは朝方の時点で小幅ながらプラス圏で推移している。

 暗号資産取引所のビットコイン残高が増加傾向にあり、短期保有者の取引が活発化しているとの指摘がある。このほかでは、ビットコインを保有する米マイクロストラテジーが株式分割を発表している。

(イメージ写真提供:123RF)