トランプ氏、過去にBTC保有を明言のバンス上院議員を副大統領候補に選出

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 暗号資産(仮想通貨)がドナルド・トランプ氏の選挙活動戦略の中心となる中、トランプ氏は長年の暗号資産支持者を副大統領候補に選んだ。共和党大統領候補であるトランプ氏は15日、オハイオ州のJ・D・バンス上院議員を副大統領候補に選出。トランプ氏のトゥルース・ソーシャル・ネットワークへの投稿によると、この決断は「熟考と考慮を重ねた」結果であるという。

 「バンス氏はテクノロジーと金融の分野で非常に成功したビジネスキャリアを積んできた」とトランプ氏は述べた。

 最新の連邦財務開示報告書によると、テクノロジー系ベンチャーキャピタリストから政治家に転身したバンス氏は、10ドル以上のビットコイン(BTC)を保有しているという。

 暗号資産ニュース記者のコリン・ウー氏は、「(バンス氏は)22年時点で、コインベースを通じて10万から25万ドル相当のビットコインを保有している」と報告した。

 バンス氏は22年に上院議員に選出されて以降、暗号資産に友好的な法案を提出し、賛成票を投じてきた。ポリティコによると、同氏は最近、米国がデジタル資産規制を見直すための法案を起草した。バンス氏に近い人物によると、同氏は5月に下院が可決した共和党主導の法案を改善したいと考えている。

 また、バンス氏はSEC(証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長が提案した暗号資産規制を断固として批判している。2月、バンス氏は共和党上院議員とともにゲンスラー氏に書簡を送り、暗号資産企業DEBT Boxに対する訴訟を非難した。

●トランプ氏とバンス氏の勝利は暗号資産に大きな利益をもたらすだろう

 トランプ氏が副大統領候補にバンス氏を指名すると発表したことを受け、複数の暗号資産擁護者が支持を表明した。

 キャッスル・アイランド・ベンチャーズの創設者であるニック・カーター氏はこの決定を歓迎し、「暗号資産にとって非常に良い」とコメントした。

 「バンス氏は元ベンチャーキャピタリストで、素晴らしい選択だ。暗号資産にとって非常に良い。トランプ2.0は親テクノロジー、親シリコンバレー、親アメリカンダイナミズムの見通しを示している」

 また、ライオット・プラットフォームズの公共政策ディレクターであるサム・ライマン氏は、トランプ氏とバンス氏の立候補が、反暗号資産のエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)によって提案された「反暗号資産軍団」の結成を後退させることになるだろうと指摘した。

 ライマン氏はフォックス・ビジネスに、「ウォーレン氏の『反暗号資産軍団』は、トランプ―バンス政権にはかなわないだろう」と語った。

 「これは、自己主権と取引の自由を信じるものにとっては理想的な組み合わせだ」

 一方、ペンシルベニア州での演説中の銃撃事件を生き延びたトランプ氏は、テネシー州ナッシュビルで開催されるビットコインカンファレンスに登壇することに同意した。このカンファレンスは25日から27日まで開催され、同氏は最終日にスピーチを行う予定だという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/trump-selects-bitcoin-owning-ohio-sen-jd-vance-as-vice-presidential-candidate.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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