１７日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝１０３４万円前後（過去２４時間比０．７％高）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝５４万８０００円前後（同０．８％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝９２円台前半（同８．３％高）となっている。

　１６日の主要な暗号資産は底堅く推移した。朝方に６万４０００ドル台半ばで推移していたビットコインは昼すぎから夕方にかけて売りが優勢となって下値を模索。ただ、６万２０００ドル台後半まで下落したところで下げ止まると１７日未明にかけて切り返し、６月２１日以来ほぼ１カ月ぶりに６万５０００ドル台を回復した。

　トランプ前米大統領が暗号資産に友好的なバンス上院議員を副大統領候補に選んだと報じられており、「トランプ・トレード」が継続しているもよう。一部報道によると、バンス氏は２２年に１０万－２５万ドル相当のビットコインを保有していることを開示していたという。

　アルトコインではＸＲＰも大きく上昇。１６日はＢＴＣ同様、午後に入って軟化したが、夜から１７日未明にかけて急騰した。特に材料は見当たらず、クジラ（大口保有者）が保有高を増やしているとの見方があった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）