台湾中銀、「CBDCは国際競争ではない」(再掲)

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 台湾中央銀行のヤン・ジンロン総裁は7日、台湾はCBDC(中央銀行デジタル通貨)の発行を急いでいないと語った。

 ヤン氏は、CBDCは「国際競争」ではないと強調。中銀はデジタル台湾新ドルに関する実験を行いながら、ゆっくりと進めていくと述べた。

 現地報道によると、ヤン氏はCBDCを発行した国や試験運用を行った国を例として取り上げた。同氏によると、これらのプロジェクトは「期待されたほど良いものではなかった」という。

 さらに、同氏は10日に立法院財政委員会でデジタル通貨発行計画に関する報告を行う予定だ。

 同氏は、CBDCの推進は巨大で複雑なプロセスであり、実行には長期間を要すると考えている。中銀はデジタル決済政策を確実に普及させるため、着実に推進していくとした。

●台湾、CBDC発行の時期は不明

 台湾中央銀行のチュ・マイリ副総裁は23年12月、ホールセールCBDCの技術的実行可能性調査を完了したと報告した。また、中銀がリテールまたは「ユニバーサル」CBDCの実証実験を計画していることも明らかにした。

 しかし、ヤン氏は7日、中銀はCBDCを発行する「時期は未定」と述べた。ロイター通信によると、台湾中銀は「継続的な研究と実験の過程にあり、すでに決済システムの処理効率と革新的なアプリケーションを改善している」という。

 「中央銀行によるデジタル通貨の推進は、巨大で複雑なプロジェクトであり、長期にわたって実施する必要がある」

 チュ副総裁は12月、中銀がCBDCに関してエコシステム全体で調査を実施する計画であると述べていた。さらに、BIS(国際決済銀行)やスイフト(国際銀行間通信協会)とも連携しているという。

 一方、台湾の金融規制当局であるFSC(金融監督委員会)は、VASP(暗号資産サービスプロバイダー)のための新たなガイドラインを発表した。このガイドラインは、国内暗号資産(仮想通貨)ユーザーの保護を強化することを目的としている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/cbdc-is-not-an-international-competition-taiwans-central-bank.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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