ポリマーケットが過去最高の1億1600万ドルの取引高を記録、米大統領選への賭けが後押し(再掲)

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 分散型予測プラットフォームのポリマーケットが、米大統領選をめぐる期待に後押しされ、過去最高の取引高を記録した。

 同プラットフォームは、7月前半だけで1億1640万ドルもの取引高を記録し、過去最高だった6月の1億1150万ドルを上回った。

 次の選挙結果に賭ける投機家が、この取引活動増加の直接の要因だ。

●政治トレーダー、2億6300万ドルを賭ける

 政治トレーダーは、11月4日に予定されている米大統領選の勝利候補の予想に、計2億6350万ドルもの大金を賭けている。

 最新のデータでは、ドナルド・トランプ前大統領が勝率69%で優勢となっており、ジョー・バイデン現大統領は19%でこれに続いている。

 カマラ・ハリス副大統領は6%、ミシェル・オバマ元大統領夫人は2%となっている。

 ポリマーケットでは、24年初め以来、政治、経済、スポーツ、暗号資産(仮想通貨)などの様々なイベントで、計4億7190万ドルが賭けられている。

 同プラットフォームには、米国の政治的イベントに投機しようとしているトレーダーが集まっている。ただし、米国に在住するトレーダーは今のところ同プラットフォームを利用できない。

 注目すべきことに、ポリマーケットは最近、イーサリアム(ETH)の共同創業者であるヴィタリック・ブテリン氏などの著名人が参加した、ピーター・ティール氏のファウンダー・ファンドが率いる7000万ドルのシリーズBの投資ラウンドを成功裏に終えている。

 暗号資産取引所のコインベースで技術主任を務めるユガ・コーラー氏は最近、Xへのポストで、「予測市場は自由民主主義の純粋に技術的な現れだ」と記した。

 「それらは自由市場と言論の自由を入力とし、真実を出力する。中央集権型の情報管理がシステミック・リスクである時代において、予測市場は誤った言説に切り込み、ありのままの真実を見る手段を提供する」

●トランプ氏、ナッシュビルのビットコイン会議に出席

 トランプ氏は、13日にペンシルバニア州の集会で暗殺未遂に遭った後、テネシー州ナッシュビルのビットコイン会議での講演を改めて約束した。

 ビットコイン・マガジンのCEO(最高経営責任者)で同イベントの主催者の1人でもあるデビッド・ベイリー氏がトランプ氏の参加を確認し、前大統領は健在だと語った。

 注目すべきことに、暗号資産コミュニティにおけるトランプ氏の人気の高まりは、暗号資産に対する同氏の姿勢が最近大きく変わったことに起因している。

 以前はビットコインを「詐欺」だと批判していたにもかかわらず、同氏は最近その態度を変えている。

 同氏は6月14日、大統領に選ばれれば、バイデン政権の「対暗号資産戦争」を終わらせると宣言した。

 また、トランプ氏は以前、バイデン氏の暗号資産に対する厳しい姿勢を批判し、米国は暗号資産業界のリーダーを目指すべきだと力説している。

 既報の通り、ハリス・ポールが実施した調査で、米国の有権者の3人に1人が投票先を決める際に暗号資産に対する候補者の姿勢を考慮していることが明らかになった。

 暗号資産ベンチャー・キャピタル大手のパラダイムが行った別の調査では、24年米大統領選でのトランプ氏の支持率が、暗号資産コミュニティから大きな支援を受けていることが明らかになった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/polymarket-sees-record-116m-in-trade-volume-fueled-by-us-presidential-election-bets.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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