FBI、暗号資産取引所詐欺について警告

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 FBI(米連邦捜査局)は1日、暗号資産(仮想通貨)取引所を装って資金を盗もうとする暗号資産詐欺について警告を発した。

 新たに発表された警告通知によると、この詐欺は暗号資産取引所の従業員を装った電話やメッセージを使って、消費者に接触するというものだ。

●FBI、暗号資産詐欺を警告
 
 そこから、詐欺師は消費者に誰かがアカウントに不正アクセスしようとしていると説明する。

 そして、「ログイン情報を提供、リンクをクリック、あるいは身分証明情報を提供し、アカウントを保護しなければならない」と伝え、消費者を騙す。

 詐欺師はこの情報を使って消費者のアカウントにアクセスし、資金を盗むことができる。

 FBIは、デジタル資産スキームの潜在的被害者に対し、リンクをクリックしたり、添付ファイルをダウンロードしたり、添付ファイリを開いたり、詐欺師の疑いがある人物からの電話に出たりしないよう呼びかけている。

 「アカウントに関する何らかの問題や不正アクセスを示唆する電話やメッセージを受け取った場合は、たとえそれが公式なものであり、すぐに行動しなければならないと促すものであったとしても、応じないように」とFBIは警告した。

 電話に出た場合は、すぐに「電話を切る」ことをFBIは勧めている。

 「暗号資産取引所の公式電話番号に電話し、問題があるかどうかを確認するように。発信者電話番号には折り返さないように」とFBIは呼びかけた。

●暗号資産ハッキングと北朝鮮の関係

 ベター・ビジネス・ビューローのデータによると、暗号資産詐欺は現在、国内で最も危険なタイプの詐欺であり、23年だけで見ると暗号資産詐欺や投資詐欺のターゲットとなった消費者の80%が被害に遭っているという。

 FBIは以前にも、北朝鮮の国家支援暗号資産ハッキングマルウェア集団「ラザルスグループ」について警告を発したことがある。ラザルスグループは、この数年で数十億相当のデジタル資産を盗難している。

 7月、FBIは金正恩政権が主導する北朝鮮の軍事・核プログラムの資金調達を目的としたサイバースパイ活動に焦点を当てた勧告を発表した。

 6000万ドルのアルファポのハッキング事件、3700万ドルのコインズペイドのハッキング事件、1億ドルのアトミック・ウォレットのハッキング事件の背後にラザルス・グループがいることが判明している。いずれの事件も23年6月に発生したものだ。

 FBIの最新の警告通知では、特定の詐欺師には言及しておらず、ラザルス・グループがこの一連のブロックチェーン詐欺に関与しているかどうかは不明である。

 FBIは、暗号資産詐欺の被害に遭ったと思われる人は、国際犯罪苦情センターに連絡するよう呼びかけている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/fbi-launches-crypto-scam-alert-as-fraudsters-impersonate-crypto-exchanges.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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