<今日の仮想通貨市況>全面安、米景気の先行き不透明でリスクオフの売り優勢

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 5日午前9時30分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=835万円前後(過去24時間比6.0%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=38万7000円前後(同9.1%安)、XRP(XRP)が1XRP=75円前後(同7.6%安)となっている。

 前週末の主要な暗号資産はほぼ全面安。前週末2日の米7月雇用統計を受けて米景気の先行き不透明感が高まり、リスクオフの売りが優勢となった。一巡後も戻りは鈍く、ビットコインは6万ドルの攻防が続いたが、4日深夜に同水準を割り込み、5日朝方の時点でも下値を探っている。ビットコインやXRPは7月以来の水準で推移しているが、現物ETF(上場投資信託)の思惑で買われていた側面もあるイーサリアムはやや下げがきつく、2月以来の安値を付けた。

 モルガンスタンレーがブラックロックとフィデリティのビットコインETFを一部の顧客に提供すると報じられていることが話題となっている。このほか、トランプ前米大統領はビットコインが国の抱える債務問題を解決できるとの見解を示した。

(イメージ写真提供:123RF)