カマラ・ハリス氏の副大統領候補に暗号資産反対派のゲーリー・ピーターズ上院議員が浮上(再掲)

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 民主党の米大統領候補最有力候補のカマラ・ハリス氏は、24年の副大統領候補としてミシガン州選出のゲーリー・ピーターズ上院議員を検討している。

 Axiosが30日に報じたところによると、主に労働組合がピーターズ氏を推しているという。ピーターズ氏と組み合わせることで、ハリス氏が重要な激戦州での支持を強化できる可能性があると考えている。

 ミシガン州民主党の関係者は、ピーターズ氏が副大統領候補に関心を示しており、積極的に支持を求めていると同メディアに語った。

●ゲーリー・ピーターズ氏、暗号資産反対派として知られる

 ピーターズ氏は過去に、暗号資産反対の姿勢を示してきた。同氏はデジタル資産を使ったマネーロンダリングに対抗することを目的とした法案を共同提案した。しかし、暗号資産を保有する銀行に影響を与えるような規制を撤廃することも支持していた。マネーロンダリング防止法案を批判する人々は、この法案が技術革新を阻害し、暗号資産活動を排除してしまう可能性があると主張している。

 ピーター氏は以前にも、サイバー犯罪やランサムウェア攻撃における暗号資産の役割について懸念を表明している。また、暗号資産がどのようにサイバー攻撃を助長しているかについての調査も指揮している。

 「私の調査は、暗号資産がどのようにサイバー犯罪を助長するのかをよりよく理解し、重要な公共・民間部門のシステムを標的にする犯罪組織や外国の敵対勢力に暗号資産が与える利益を阻止することができる政策転換を特定するのに役立つだろう」と同氏は述べた。

●暗号資産業界、カマラ・ハリス氏の明確な立場表明を待つ

 カマラ・ハリス氏は暗号資産に対する自身の立場については多くを語っていない。しかし、億万長者のマーク・キューバン氏は、今回の選挙でハリス氏が暗号資産対して「はるかにオープンになる」可能性を指摘している。

 「方針を変えることでメッセージを変え、ハリス氏が責任者であり、文字通りビジネスに対してオープンであることを皆に知らせることができる」

 暗号資産業界は、ハリス氏の明確な立場表明を待っている。ジョー・バイデン大統領の下で副大統領を務めていた同氏はこれまで、議会での規制可決に消極的であることで知られていた。さらにこの間、ゲーリー・ゲンスラー米SEC(証券取引委員会)委員長の下、SECによる暗号資産企業に対する強制措置が増加している。

●ハリス氏検討の副大統領候補者が明らかに

 副大統領候補は、より幅広い有権者を引き付けるため、大統領選のバランスを取るのに役立つことが多い。

 ロイター通信は29日、ハリス氏が現在検討している候補者のほとんどが白人男性であると報じた。

 同氏は週末、選挙運動を一時中断し、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事を含む数人の候補者と非公開で協議を行ったという。

 他にも、ケンタッキー州知事のアンディ・ベシア氏、アリゾナ州選出のマーク・ケリー上院議員、ミネソタ州知事のティム・ウォルツ氏、ピート・ブティジェッジ運輸長官が候補者として浮上している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/kamala-harris-vp-pick-gary-petters-anti-crypto-senator.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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