XRPレジャー、オープンエデンとの提携でトークン化された米財務省短期証券をローンチへ

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 リップルはXRPレジャー(XRPL)の有用性を拡大し、トークン化された米財務省短期証券(Tビル)を提供する。この重要な動きは、トークン化されたRWA(現実世界資産)の主要プロバイダーであるオープンエデンとの提携の一環である。

 31日に発表されたこの提携により、XRPLユーザーは財務省によって裏付けされた米財務省短期証券にアクセスできるようになる。さらに、これはDeFi(分散型金融)ソリューションの機関投資家への導入拡大に道を開くものとなる。

 プレスリリースには、「XRPLでの米財務省短期証券のトークン化は、伝統的なRWAのトークン化によってDeFiへの機関投資家のアクセスがどのように促進されているかを示すものである」とある。

 21.coのデータによると、10億ドル以上の米財務省短期証券がイーサリアム、ポリゴン、アバランチ、ステラなどのパブリックブロックチェーンを通じてトークン化されている。

●リップル、TBILLトークンに1000万ドルを投資

 リップルはまた、米短期国債を裏付けとするオープンエデンのTBILLトークンに1000万ドルを投資すると発表した。リップルはファンドの一部として、オープンエデンが提供するトークン化米財務省短期証券にその資金を割り当てる。

 リップルの上級副社長であるマルクス・インファンガー氏は、この投資はRWAをトークン化し、ユーティリティと新たな機会を促進するオープンエデンのアプローチに対するリップルの信頼を示すものであるとコメントした。

 「機関投資家はRWAをトークン化する機会をますます模索しており、オープンエデンによるTビルのXRPLへの導入は、分散型レイヤー1ブロックチェーンを実世界資産のトークン化における主要ブロックチェーンのひとつとして強化するものである」

●オープンエデン、機関投資家の支持を集める

 プレスリリースによると、オープンエデンのTビルトークンのTVL(総ロック価値)はすでに7500万ドルを超えたという。機関投資家の強い関心を集めているようだ。

 また、トークン化された米国債商品としては初めて、ムーディーズから投資適格「A」の格付けを取得している。

 オープンエデンの共同創設者であるジェレミー・ン氏は、同社のプラットフォームは幅広い機関投資家を引き付けていると述べた。これには、財団、企業財務部門、バイサイドファンドが含まれている。

 「トークン化されたTビルをXRPLに導入することは、私たちのエキサイティングな旅における次のステップである。購入者は、24年後半にローンチするリップルUSDを含むステーブルコインを通じて、私たちのTBILLトークンを鋳造できるようになる」

 高度なセキュリティ・コンプライアンス要件を実施するため、ユーザーは厳格なKYC(顧客確認)・AML(マネーロンダリング防止策)審査を受けなければならない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/openeden-ripple-bring-tokenized-us-treasury-bills-to-xrpl.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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