コインベース・インターナショナルの無期限先物取引量、7月は380億ドルに急増

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 5日に公開されたデータによると、コインベース・インターナショナル・エクスチェンジは、無期限先物の月間取引量380億ドル超で7月を終えた。これは、24年5月に記録が始まって以来最大の取引量となった。

 イーサリアム(ETH)無期限先物の24時間取引量は15億ドルに達し、ビットコイン(BTC)の13億ドルを上回った。一方、イーサリアム無期限先物契約の建玉は1090万ドルで、ビットコイン無期限先物契約の建玉は2090万ドルとなった。

 コインベースは、暗号資産(仮想通貨)市場が著しく低迷し、5日にはビットコインとイーサリアムが2桁の下落となる中、これらの数字を発表した。

 コインベースは、柔軟性と効率性を理由に、無期限先物は暗号資産デリバティブ取引に強い影響力があると強調した。コインベースはさらに、資金調達率という仕組みによって、無期限先物は固定期間の先物と同様に、現物価格にぴったりと追随すると指摘した。この正確性によって、無期限先物は投機的取引だけでなく、ヘッジやアービトラージ戦略でも人気になっている。

●バミューダ当局、23年に米国外での無期限先物をコインベースに許可

 BMA(バミューダ金融庁)は23年9月、コインベースに規制上の承認を与え、米国外の顧客への無期限先物の提供を許可した。

 23年5月に立ち上げられたコインベース・インターナショナルは、既に機関顧客に暗号資産デリバティブ・サービスを提供していた。同プラットフォームは、23年9月に得た新たな規制上の承認で、コインベース・アドバンスドの適格顧客に規制を受けた無期限先物契約を提供する認可を得た。

 同取引所は、これらの無期限先物口座はコインベース・バミューダが管理し、BMAの規制を受けていると述べた。

 コインベースは発表の中で、暗号資産取引量の約75%がデリバティブ市場に由来していると語った。また、同取引所は、この規制上の承認によって、主に機関投資家が支配している暗号資産デリバティブ市場に個人投資家が参入できるようになると述べた。

●コインベース、未公開トークンへの早い段階での機会を提供

 コインベースは6月、インターナショナル・エクスチェンジ及びコインベース・アドバンスドで、プレローンチ市場を提供すると発表した。

 コインベースは6月、インターナショナル・エクスチェンジ及びコインベース・アドバンスドにプレローンチ市場を導入することを明らかにした。これらのプレローンチ市場は、適格な個人ユーザーが未公開トークンの無期限先物契約を取引できるようにするものだ。これにより、将来のプロジェクトの価格決定への参加が可能となる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-international-perpetual-futures-trading-volume-july.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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