香港ネット銀行のモックスバンクがBTCとETHのETF取引を導入

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 スタンダード・チャータード銀行が支援する香港拠点のネット銀行モックスは、暗号資産(仮想通貨)上場投資信託(ETF)を含めるために、投資オプションを拡張すると8月7日に話した。この動向でモックスは暗号資産関連の投資商品を提供する香港で初のネット銀行になる。

 モックスは香港住民の約3分の1が暗号資産に従事していると示す調査を引用した。また、その調査でほぼ同じ割合の暗号資産保有者が暗号資産関連サービスを提供する銀行への切り替えを検討することが分かった。

 同行は刷新と顧客満足への専念を強調した。今回の戦略は市場の傾向に沿い、顧客に暗号資産へのアクセスを簡単にすると言及した。

・モックスは低コストのビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ETFを提供するため、ネット銀行の立場を活用する

 現在、世界最大の暗号資産の2つ、BTCとETHに直接投資するETFは、2月にローンチしたモックス・インベストのサービスの一部だ。さらに、同社は米暗号資産先物商品も提供している。しかし、同社によれば、米現物型暗号資産ETFは利用不可能だ。

 モックスは他に負けない手数料で暗号資産ETFを提供し、突出することを目指している。従来の仲介プラットフォームを通して、香港現物型ビットコインとイーサリアムETFを購入することは可能だが、モックスは低コストを提供するために、ネット銀行の立場を活用している。

 同行は香港上場ETFに最低30香港ドル(3.84米ドル)の0.12%の取引手数料を、米上場ETFに1株当たり最低5ドルの0.01%の手数料を請求する。

・モックスは暗号資産の直接取引を導入

 サウスチャイナ・モーニング・ポストによれば、今後、モックスは同行のプラットフォームで暗号資産を直接購入することを可能にする予定で、その機能は金融サービスプロバイダー間で関心を集めている。

 モックスは暗号資産にとって市場が不安定性な時期に暗号資産金融サービス業界に参入した。3月に7万3738ドルまで急騰したBTCは、幅広い経済への懸念と資産の売却を反映し、5日に12%以上急落した。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hong-kong-mox-virtual-bank-introduces-bitcoin-ether-etf-trading.htm

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