<今日の仮想通貨市況>売り優勢、米政府が1万BTCを移動と報道

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 15日午前9時30分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=867万円前後(過去24時間比2.7%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=39万2000円前後(同1.5%安)、XRP(XRP)が1XRP=83円台後半(同1.1%安)となっている。

 14日の主要な暗号資産は底堅く推移したが、夜になって下げ足を速めた。ビットコインは6万1000ドルを軸にもみ合ったが、夜には6万ドルを一気に割り込んだ。その後もジリ安で推移し、15日朝方の時点では5万9000ドル割れとなっている。イーサリアムも14日夜に2700ドル台半ばまで上昇したが、ビットコインの下落に連動する形で下げに転じた。

 米7月CPI(消費者物価指数)はおおむね市場予想通りとなったが、一部で米政府が1万BTCを移動させたと報じられた。シルクロードの摘発時に押収されたものとされている。大口保有者による暗号資産の移動は売却する兆しと受け止められ、思惑が交錯しやすい。

(イメージ写真提供:123RF)