バイナンス、コンプライアンス強化のため雇用を大幅に拡大する計画

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●年内に1000人雇用目標

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンスは規制遵守の体制を強化するため、2024年末までに従業員を大幅に拡大する計画だ。

バイナンスの最高経営責任者であるリチャード・テン氏は22日のブルームバーグ取材で、同社の新規採用の大部分がコンプライアンス・チームに当たるもので、現在の500人から700人に拡大すると述べた。

バイナンスは、2023年に米国の司法省やその他の法的機関との司法取引後に規制遵守のために、今年だけで2億ドル(約300億円)以上を費やす見込みだ。

また、テン氏によれば、米政府機関によって任命された2社の監査企業であるフォレンジック・リスク・アライアンスとサリバン&クロムウェルは、すでにバイナンスの財務諸表と取引追跡の査定を開始したという。

今年2月、米国の裁判官はバイナンスおよび前CEOのCZ氏との司法取引を承認し、バイナンスに43億ドルの罰金を支払うよう判決を下した。

CZ氏は4月にマネーロンダリング防止規制回避の罪で懲役4か月の判決を受け、5000万ドルの罰金を支払うことにも同意した。

(イメージ写真提供:123RF)

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CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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