アルゼンチン、イーサリアムとブロックチェーンを高校のカリキュラムに導入

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 ブエノスアイレス市教育省は、ETH Kipu財団と提携を結び、イーサリアム(ETH)とブロックチェーン技術を高校のカリキュラムに導入すると発表した。

 この取り組みは、アルゼンチンを中南米諸国よりも優位な位置に置き、この新興技術経済で成功するために必要なスキルを学生に身に付けさせることを目的としている。

 ブエノスアイレスの高校生は27日から、ブロックチェーンプロジェクトに焦点を当てた専門的なインターンシップに参加する機会が与えられる。

●アルゼンチン、Solidityのオンラインコースを開始

 この取り組みでは、学校内でのプログラムに加え、イーサリアムアプリケーションの開発に使用されるプログラミング言語Solidityのオンラインコースも導入される。

 オンラインコースは18歳以上の500人の学生を対象としており、イーサリアム開発コミュニティの積極的な参加者となるためのツールを提供する。

 このコースを受けることで、アルゼンチンの若者は地元のビジネス運営に組み込むことができるアプリケーションを開発するための技術を養うことができる。これは同国の経済的展望の強化につながると期待されている。
 
 この取り組みを確実に成功させるため、ETH Kipu財団はイーサリアムとブロックチェーン技術に焦点を当てたハイブリッド・トレーニング・プログラムを通じて30人の教師を育成する計画だ。

 このプログラムがアルゼンチンの他の都市や州に拡大されるかどうかについてはまだ不明だが、こうした取り組みはアルゼンチンがデジタルイノベーションを受け入れる上で重要な一歩を踏み出したことを意味する。

 ETH Kipu財団の共同創設者であるパウラD氏は、同プログラムの潜在的な影響力について楽観的な見方を示した。

 「イーサリアム教育を高校に取り入れることで、私たちは生徒たちにテクノロジーについて教えるだけでなく、未来を形作るためのツールを与えている」と同氏は述べた。

 「このイニシアチブは、若者に新たなキャリアの機会を開き、アルゼンチンを世界的なブロックチェーン・ムーブメントの最前線に置くことになるだろう」

●ミレイ政権、暗号資産の税優遇措置について方針を転換
 
 24年、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、一連の改革の承認を迅速に行うため、物議を醸した包括改革法案から暗号資産(仮想通貨)税法案を削除することを決定した。

 「オムニバス法(アルゼンチン国民の自由のための基盤および出発点に関する法律)」として知られるこの法案は当初、暗号資産などこれまでは無申告資産として扱われてきた資産の所有権の申告を納税者に求める条項が規定されていた。

 しかし、ギジェルモ・フランコス内務大臣は、急速な経済発展と立法効率の必要性を理由に、これらの条項の削除を発表した。

 アルゼンチンは現在、深刻なインフレ危機に直面しており、年間インフレ率は世界で4番目に高い200%となっている。

 その一方で、同国は最も急成長している暗号資産市場のひとつでもある。

 GWIの調査によると、アルゼンチンのデジタル資産保有率は23.5%と最も高く、トルコの27.1%に次いで2番目である。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/argentina-to-include-ethereum-in-high-school-curricula.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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