トランプ一族のDeFiプロジェクト、国際決済の問題解決に米ドル連動ステーブルコインを支持
トランプ一族のDeFi(分散型金融)プロジェクトである「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」は4日、米ドルペッグのステーブルコインの世界的導入を支持した。同プロジェクトはこれまで、その目標についてはあまり詳細を提示していなかった。
同プロジェクトは公式テレグラムチャンネルで、米ドルペッグのステーブルコインを来世紀のグローバル決済レイヤーとして機能させる計画を明らかにした。
「米ドルは何十年も世界金融の基幹を担ってきたが、今や外国による攻撃を受けている」と同プロジェクトは指摘。
「米ドルペッグのステーブルコインを世界中に広めることで、米ドルの優位性を維持し、米国の金融リーダーシップと世界的影響力を確保する」と述べた。
●トランプ氏のDeFiプロジェクト、コードレビューにセキュリティ企業を起用
ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、Tokyo、Fuzzland、Peckshield、BlockSecTeamなどのセキュリティパートナーをプロジェクトに参加させている。これらのパートナー企業は、プロジェクトのコードレビューも行っている。
同プロジェクトはまた、Aaveの非中央集権型レンディングプラットフォームを使って分散型金融システムを構築するという目標を明らかにした。Aaveは同日、10%上昇した。
「私たちは、Aaveの敵対的なフォークではない。歴史が示すように、そのようなものはうまくいかない」と同プロジェクトは述べた。
●ワールド・リバティ・ファイナンシャル、ダグファイナンスに似ている可能性
報道によると、ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、ダグファイナンスと構造が似ている可能性があるという。ダグファイナンスは、イールドファーミング、流動性、レンディングに使いやすいプラットフォームを提供することで、新規参入者のためにDeFiを簡素化することを目指している。
ワールド・リバティ・ファイナンシャルがこのモデルを倣うのであれば、ユーザーフレンドリーなインターフェースを提供することになり、ブロックチェーンに関する知識は最小限でよい。しかし、ダグファイナンスの歴史を考えると、ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、特にダグファイナンスのオリジナルのコードを利用する場合、同様のセキュリティ上の課題に直面する可能性がある。
これとは別に3日には、ハッカーがトランプ氏の娘婿と娘のXアカウントを乗っ取り、ワールド・リバティ・ファイナンシャルに関連するとされるトークンの宣伝を行った。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/trump-family-defi-project-us-pegged-stablecoins/
This story originally appeared on cryptonews.com.
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