<今日の仮想通貨市況>BTC、売り一巡後に5万8000ドル近辺まで値を戻す

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 12日午前9時20分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=822万円前後(過去24時間比0.5%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=33万5000円前後(同1.1%安)、XRP(XRP)が1XRP=76円台半ば(同0.4%安)となっている。

 11日の主要な暗号資産は上値が重かったが、12日未明にかけて持ち直した。ビットコインは朝方に5万8000ドルに接近したものの日中はリスクオフの売りに押されて軟調推移となり、5万6000ドル台でもみ合った。米8月CPI(消費者物価指数)の発表直後には5万5000ドル台まで下落したが、買い戻しに支えられて切り返し、12日早朝には5万8000ドル手前まで値を戻した。

 11日の日中は米大統領選の討論会でハリス米副大統領が優勢との見方が広がって売りを誘ったとの見方があった。また、米8月CPIはコア指数の伸びが市場予想を上回ったことで9月FOMC(米連邦公開市場委員会)における大幅利下げ観測は後退したが、米株の持ち直しなどを背景にリスクオンの買いが先行した格好となった。

(イメージ写真提供:123RF)