ラテンアメリカのデジタル銀行ヌーバンク、独自暗号資産ヌーコインの運営終了
ブラジルのデジタル銀行ヌーバンクが、独自トークンであるヌーコインの運営を、その売買を含めて10日に終了した。
現地報道によると、同行はヌーコインの売買サービスを終えるにあたり15日間の猶予期間を設けた。「少なくとも100ブラジル・レアル相当のヌーコインを保有する顧客は、ビットコイン(BTC)かUSDコイン(USDC)に両替できる」
ヌーバンクは、ウェブ3の民主化力を活用するため、ポリゴンと提携して独自暗号資産(仮想通貨)のヌーコインを23年3月に立ち上げた。同トークンは、新規顧客への報酬プログラムの一環であり、ヌーコインを集めた顧客に割引や特典などの恩恵を提供することを目的としていた。
ヌーバンクは顧客向けのeメールの中で、同トークンの市場の不安定性を中止の理由として挙げた。
「この情報への反応によってヌーコインの市場価値が変動するリスクから全ての参加者を保護するため、取引の即時停止を選択した」
さらに、少なくとも100ブラジル・レアル(17.6米ドル)相当のトークンを有するヌーコイン利用者は、それをビットコインかUSDコインに両替することができる。「利用者は最大90日間、つまり12月9日までこの両替を行うことができる」とメールには記されている。
しかし、期限までに両替がされなかった場合、その暗号資産は「報酬プログラムからの将来の給付」のために蓄積されることになる。
ヌーバンクは22年中旬に暗号資産に転向し始め、バランスシートを使ってビットコインを購入すると発表した。
また、終了後は、「ヌーバンクが提供する様々な商品やアクティビティで特典と引き換える」ためにヌーコインを利用できる。報道発表によると、これには、ショッピング・ド・ヌーでの割引やブランド体験にアクセスできるメリットなどが含まれる。
同行は、この特典について、コミュニケーション・チャネルを通じて顧客にさらなる情報を提供する予定だ。
ヌーバンクによると、ヌーコインの終了は、同行の計画的再編プロセスの一環だという。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/latam-digital-bank-nubank-terminates-native-crypto-nucoin-operations/
This story originally appeared on cryptonews.com.
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