米ビットコイン現物ETF、9営業日ぶりの資金流入を記録
米国のビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)は最近の資金流出傾向が反転し、月曜日に2872万ドルの純流入を記録、8日間続いた資金流出に終止符を打った。
ソソバリューのデータによると、FBTC(フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド)が2860万ドルで流入を牽引し、BITB(ビットワイズ・ビットコイン・イーティーエフ)が2199万ドルで続いた。
他のファンドも小規模な資金流入を見せた。ARKB(アーク・インベストとジーアイ・シェアーズ)が681万ドル、インベスコのBTCO(インベスコ・ギャラクシー・ビットコイン・イーティーエフ)が314万ドルの純流入を記録した。
●グレイスケールのGBTCは引き続き資金流出
この日の全体的なパフォーマンスは、グレイスケールのGBTC(グレイスケール・ビットコイン・トラスト)が2276万ドルの資金流出を記録した。
純資産額で最大のビットコイン現物ETFであるブラックロックのIBIT(アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト)も906万ドルの資金流出を報告した。
IBITは8月26日以降、資金流出もしくは横ばいの状態が続いている。
米国市場の12本のビットコイン現物ETFは、月曜日の1日の取引高が合計16.1億ドルとなり、金曜日の23.9億ドルから減少した。
これらのETFは2024年1月の設立以来、累計169.2億ドルの純流入を記録している。
報道によると、ビットコイン現物ETFを含む暗号資産関連の投資商品全体は過去1週間で大幅な下落を経験し、資金流出額は7億2600万ドルに達した。
この数字は、今年3月に記録された過去最大の流出額に匹敵する。
ビットコインは今回の下落の影響を特に大きく受け、6億4300万ドルの資金流出を経験した。
興味深いことに、ショート・ビットコイン商品は390万ドルの小規模な資金流入を見せており、一部の投資家が主要な暗号資産のさらなる価格下落に対してヘッジを行っていることを示している。
●イーサリアム現物ETFは5日連続で資金流出
一方、イーサリアム(ETH)現物ETFは引き続き純資金流出を経験し、月曜日には520万ドルの流出が報告された。
これはこれらのファンドにとって5日連続の資金流出となる。
グレイスケールのETHE(グレイスケール・イーサリアム・トラスト)が2264万ドルで流出を主導し、一方でETH(グレイスケール・イーサリアム・ミニ・トラスト)は797万ドルの資金流入を記録した。
フィデリティのFETH(フィデリティ・イーサリアム・ファンド)は762万ドルの流入、ビットワイズのETHW(ビットワイズ・イーサリアム・イーティーエフ)は185万ドルの流入を見せた。
9本のイーサリアムETFは月曜日に1億2451万ドルの取引高を記録し、金曜日の2億1043万ドルから減少した。
注目すべきは、イーサリアムETFが設立以来一貫して資金流出を経験していることだ。
24年9月7日時点で、累計純流出額は5億7300万ドルに達し、同日の日次純流出額は598万ドルとなった。
8月28日に584万ドルの流入があるなど、一時的な資金流入はあったものの、全体的な傾向はマイナスが続いている。
全体として、イーサリアムETFの純資産総額は60億ドルを超えている。
最近の資金流出にもかかわらず、暗号資産関連ETFは新規設立ETFの中で最も多くの資金を集めており、ETF市場で注目を集め続けている。
24年に設立された400本の新規ETFのうち、上位4本は全てビットコイン現物ETFだ。
注目すべき商品には、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト、フィデリティのワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド、アーク21シェアーズ・ビットコインETF、ビットワイズのビットコインETFトラストが含まれる。
同様に、iシェアーズ・イーサリアム・トラストETFは2024年の7番目に大きなETF設立となり、8月時点で10億ドルを超える資金流入を記録している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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