<今日の仮想通貨市況>BTCは軟調、米長期金利の上昇が重しに

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 10日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=902万円前後(過去24時間比1.9%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=35万4000円前後(同2.0%安)、XRP(XRP)が1XRP=78円台前半(同0.5%安)となっている。

 9日の主要な暗号資産はほぼ横ばいで推移したが、深夜から上値が重くなり、10日未明から下値を探った。東京時間のビットコインは6万2000ドル台でもみ合ったものの、米国時間に入ることから軟調推移となり、6万2000ドルを割り込んだ。10日未明から売りが強まり、朝方には6万ドルちょうどに接近する場面がみられた。米大幅利下げ観測の後退で米長期金利が上昇しており、割高感を意識した売りも出たようだ。

 米ボストン連邦検察が9日、暗号資産の相場操縦で4社と個人14人を起訴したと伝えられている。このほか、ヴァンエックが暗号資産とAIの初期段階プロジェクトを支援する取り組みを開始したとも報じられている。

(イメージ写真提供:123RF)