<今日の仮想通貨市況>BTC一時6万ドル割れ、米経済指標受け売り加速

88575448_s.jpg

 11日午前9時10分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=896万円前後(過去24時間比0.7%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=35万4000円前後(同0.1%高)、XRP(XRP)が1XRP=78円台後半(同0.7%高)となっている。

 10日の主要な暗号資産は底堅く推移したが、深夜から11日明け方にかけて売りが強まった。ビットコインは午前中に6万ドル台前半まで下落したあと買い戻しに支えられて下げ幅を縮め、夜には6万1000ドル台まで回復。ただ、米9月CPI(消費者物価指数)や米新規失業保険申請件数を受けて米株の方向感が乱れる中でビットコインは売りが加速し、11日明け方には一時6万ドルを割り込んだ。

 その後は押し目買いなどに支えられて下げ渋り、朝方の時点では6万ドル台前半で推移している。市場予想を上回る米CPIを受けて米利下げ観測がやや後退する一方、失業保険申請件数が市場予想を上回り、米景気に対する先行き不安も高まったもよう。

(イメージ写真提供:123RF)