ビットコイン採掘企業テラウルフが株式25%を売却、採掘設備効率化の資金に(再掲)
ビットコインのマイニング企業でナスダック上場のテラウルフ(WULF)は、提携企業であるタレンエナジー(Talen Energy)に25%の株式を売却し、その取引額は9200万ドルとなった。
売却代金はAIとビットコインの採掘事業の強化に再投資されると公式発表された。
テラウルフは7月にすべての負債を返済して以来、運用インフラ能力の拡大を計画してきた。
それに伴い、同社は高性能計算(HPC)とAIデータセンターに特化した20メガワットの施設の建設を計画している。
CBー1と名付けられたこの施設は、低コストの電力を供給するため、ニューヨークの主力施設であるレイク・マリナーに設置される。
さらに、タレンエナジー社の子会社であるノーチラス社(Nautilus)の株式25%を売却することで、テラウルフ社は投資に対して3.4倍の利益を得ることができる。
9200万ドルには、現金8500万ドルと、タレンが提供した3万台のビットコインの採掘機と700万ドル相当の設備が含まれる。
テラウルフ社のポール・プラガー最高経営責任者(CEO)は、この取引を「非常に有利なもの」と評価し、投資に対する大幅な割増金を獲得することを可能にした。
同社はまた、CBー1に併設する採掘棟5(MBー5)の完成を目指している。
この採掘棟の建設により、採掘設備の効率を高め、18.2ジュール/テラハッシュ(J/TH)を達成する予定である。
「これらの取り組みにより、2025年第1四半期にCBー1を稼動させ、採掘設備の効率を大幅に向上させ、採掘コストを削減し、全体的な収益性を改善することが期待されるとともに、主にゼロカーボン(温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにすること)のエネルギーを利用するという目標を維持することができる。」
他の採掘業者と比較して、テラウルフとコアサイエンティフィック(Core Scientific)はAIホスティングに進出したことで 業績を伸ばした。
一方、演算処理能力で最大の採掘業者であるマラソンデジタル(Marathon Digitall)とライオットブロックチェーン(Riot Blockchain)は、採算性から今年に入って株価が下落した。
Seekingalphaのデータによると、25%の株式売却のニュースを受けて、テラウルフの株価は10月3日に2.6%急落した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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