有名高級ブランドのグッチ、米国でBTCやETHでの支払いに対応へ

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 イタリア高級ブランドのグッチは、5月末までに米国内5つの主力店舗で暗号資産(仮想通貨)での支払いに対応する予定で、22年夏までに北米の全直営店に試験導入を拡大することを目指している。

 グッチは、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ビットコインキャッシュ(BCH)、ラップドビットコイン(wBTC)、ライトコイン(LTC)、人気ミームコインの柴犬(SHIB)とドージコイン(DOGE)、複数の米ドル連動型ステーブルコインを含む、10種類以上の暗号資産での支払いに対応する予定だと、ボーグ・ビジネスが報じた。

 店舗内での暗号資産決済は、顧客に電子メールで送信されるリンクを通じて行われる。リンクにはQRコードが含まれており、ユーザーは自身の暗号資産ウォレットから支払いを行うことができる。決済が処理された後、グッチが暗号資産を法定通貨に変換する。

 最初に暗号決済を導入するのは、ニューヨークのウースター・ストリート、ロサンゼルスのロデオ・ドライブ、マイアミのデザイン・ディストリクト、アトランタのフィップス・プラザ、ラスベガスのザ・ショップス・アット・クリスタルズにある5店舗。

 グッチの社長兼CEO(最高経営責任者)であるマルコ・ビッザーリ氏は声明の中で、「グッチは、顧客によりよい体験を提供できるのであれば、常に新たなテクノロジーを取り入れたいと考えている」と述べ、次のように続けた。

 「暗号資産を当社の決済システムに組み入れることができるようになった今、このオプションを希望する顧客にとっては当然の進化といえる」

 グッチは、ウェブ3.0技術の早期導入企業として地位を確立してきた数少ないブランドの1つ。22年に入って、2つのNFT(非代替性トークン)コレクションを発表している。2月には「SUPERGUCCI」コレクション、3月には「Gucci Grail」コレクションをリリースした。

 また、2月にメタバースのザ・サンドボックス(SAND)に仮想土地を購入し、「独自の仮想世界」を構築することを明かした。

 つい先日には、グッチのNFT保有者と現実世界の商品を結びつける動きとして、2つのNFTプロジェクトのいずれかを所有する人が、グッチコレクションの特別先行予約に申し込めると、Discordサーバーの「Gucci Vault」にて発表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/renowned-luxury-brand-gucci-to-accept-bitcoin-ethereum-payments-in-the-us.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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