フランスでライセンス取得したバイナンスが新規採用進める、新たな認可に期待

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 フランス市場でサービスを提供する資格を得た大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは、同国で最大250人の雇用を計画しており、この新たなライセンスが他の市場への進出にも役立つことを期待している。

 同プラットフォームが欧州の規制当局からこうした認可を得たのはこれが初めてとなる。今回はフランスのAMF(金融市場庁)から認可を得た。

 バイナンス・フランスのデビッド・プランセ代表はフランスの経済紙レ・ゼコーに対し、「これは、今回の登録で実現したフランスと欧州におけるバイナンスの活動にとっての重要な局面であり、世界の規制当局に従うという私たちの意思を証明している」と語った。

 フランスは19年に成立した法律で、デジタル資産サービスプロバイダーの登録制度を整えた。そうしたライセンスが無くてもバイナンスはフランス市場でのサービス提供を妨げられることはないが、フランスでマーケティングおよびコマーシャル活動を行えないなど、AMFの認可無しにはパリで拠点を築くことはできないだろう、とレ・ゼコーは述べた。

 一方、バイナンスの趙長鵬CEO(最高経営責任者)はブルームバーグのインタビューに対し、今回のフランスでの進展によって欧州や他の地域における同様の認可への道が開けることを期待する、と語った。

 「G7諸国は全て、この業界に対する何らかの規制計画を有しており、私たちのような業界最大手のプレーヤーはそれに従っている」と同氏は述べた。

 フランスが「強力な暗号資産の中心地」になる可能性があると語った趙氏によると、同国の政治的指導者らは「企業を受け入れたいと考えて」おり、「暗号資産産業を引き入れたがっている」という。

 一方、フランス事業の責任者によると、バイナンスはフランスで近い将来において、現地の暗号資産ユーザーに向けた新たな教育プログラムの立ち上げなどを計画しているという。

 「専門家や個人が私たちのエコシステムと暗号資産についてより理解できるように教えるプログラムを実施するつもりだ」とプランセ氏は述べた。

 また、同プラットフォームによると、バイナンスのサービスをすでに利用しているフランスの顧客は新たな利用条件が課されることを心配する必要はないが、新規顧客向けのサービスは間もなく導入される可能性があるという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/after-binance-secures-french-license-new-hires-underway-hopes-for-new-permits.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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