暗号通貨市場の暴落を受け、優良なNFTの販売も急減

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 暗号資産(仮想通貨)市場の暴落を受けて、優良なNFT(非代替性トークン)コレクションBored Ape Yacht Club(BAYC)とOtherdeedが急落した。

 BAYCの売上は先週にかけて7250万ドルまで約39%下落。NFTデータアグリゲーター「クリプトスラム」によれば、同コレクションのフロア価格も94イーサリアム(ETH)(22万9050ドル)に、18%以上下落し、打撃を受けている。

 市場投入時にETHネットワークを暴落させかけたユガラボのNFTコレクションであるOtherdeedは売上が86%下落し、フロア価格は2.9ETH(7066ドル)まで先週にかけて約20%の下落である。

 これらのコレクションの新規購入者数も減少している。BAYCの新規購入者は先週19.6%減少し、Otherdeedへの関心はさらに減少し、新規購入者数は67.6%まで下落した。

 一方、Azukiは売上の増加が見られた限られたコレクションのひとつである。報道によれば、同プロジェクトの偽名設立者によるブログ投稿がコレクションの開始価格を約45%まで落とした後、AzukiNFTの売上は急増した。

 ブログ投稿で、Zagabondと呼ばれる設立者は暗号資産コミュニティで「ラグプル」と分類されるいくつかのNFTプロジェクトに以前関わっていたことを認めた。

 このニュースは同プロジェクトのフロア価格に不利な影響を与えたが、フロア価格の急落は需要の増加につながった。

 過去7日間にわたり、Azukiの売上高は1億320万ドルを超え、売上は327.5%上昇したが、フロア価格は8.25ETH(2万103ドル)まで70.6%下落。購入者数は497%に急上昇した。

 とはいえ、NonFungible.comが提供したデータは先週NFTの合計売上は2万9000に、44.8%以上下落したと示している。しかし、AzukiNFTの需要の急増により、先週の米ドルでの売上高は8300万ドルに30%上昇した。

 これらすべては先週の市場の全体的な赤字の最中起きている。協定世界時11時14分、ビットコイン(BTC)は3万1845ドルで取引され、過去7日間で15.7%下落。同時期、ETHは2439ドルまで12.4%下落した。しかし、11日両コインはそれぞれ1.1%と2.5%%とわずかな上昇を見せた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/sales-of-blue-chip-nfts-plunge-amid-crypto-market-crash.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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