ブラジル最大のネオバンクがBTCに投資、BTC・ETH取引サービスも提供へ

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 ブラジル最大のデジタルバンクであるヌーバンク(Nubank)は、企業資産の1%をビットコイン(BTC)に投資すると発表した。さらに、アプリユーザーにビットコインとイーサリアム(ETH)を売買・保有できる機能の提供も開始する予定だという。

 メディアExameによると、このネオバンク(銀行免許を持たずに既存銀行と提携し金融サービスを提供する事業体)は親会社であるNu Holdingsを通じて、純資産の1%をビットコインに置き換える計画だ。

 ヌーバンクは、ビットコインに投資すると決定したのは、「金融サービスセクターを崩壊させかねないビットコインの現在と未来の可能性に対する当社の確信を強化するため」だとしている。

 21年12月にニューヨーク証券取引所に上場したヌーバンクは、ブログ投稿の中で、顧客が1ブラジルレアル(約0.19ドル)からビットコインとイーサリアムを取引することができるサービスを開始すると発表。

 この件に関する別の投稿では、この機能は一部の顧客を対象とするベータ版で公開されると説明。今後、取り扱い通貨を追加することも示唆している。「市場で最大の暗号資産(仮想通貨)から始めることにした」ということだ。

 同社はビットコインとイーサリアムについて、「世界で最も大きく、最も堅実な暗号資産の2つ」だと評している。

 今後数カ月のうちに全面展開する見通しだ。

 ネオバンクは、CVM(ブラジル証券取引委員会)のデータを基に、ブラジルの暗号資産投資人口が21年に938%増加し、世界平均を大きく上回る数字であったことを指摘し、この決定の正当性を示した。

 フォーブス・ブラジルは、同社のCEO(最高経営責任者)兼創設者のデイビット・ベレス氏のコメントを報じている。

 「暗号資産が中南米諸国で成長していることは間違いない。当社は市場を注意深く観察しており、暗号資産はこの地域で変革の可能性を持っていると信じている」

 「ヌーバンク・クリプト」と名付けられたこの新機能は、ヌーバンクと暗号資産企業パクソスが提携を結んだ後に追加される。パクソスはブローカーと暗号資産カストディアンの役割を担う予定だ。

 パクソスの共同創設者兼CEOのチャールズ・カスカリラ氏は、「これはヌーバンクだけでなく、この地域における暗号資産の普及をさらに加速させるための戦略的な動きである」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/brazils-biggest-neobank-makes-bitcoin-investment-will-let-customers-buy-btc-ethereum.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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