チェルシー、初となる暗号資産ユニフォームスポンサーを2400万ドルで契約

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 チェルシーFCは、デジタル資産投資プラットフォーム「ホエールフィン」と提携を結び、来シーズンのユニフォームスポンサー契約を締結した。英国が制裁対象のロシアのオルガルヒ(新興財閥)ロマン・アブラモヴィッチ氏からクラブを奪い、ある投資家グループがクラブ株式に25億ポンド(31億ドル)を支払ったと報じられていたが、その直後の発表となった。

 年間約2000万ポンド(2400万ドル)と推定されている同契約を結んだことで、チェルシーは暗号資産(仮想通貨)分野への進出を果たすことになると、スカイ・ニュースは報じている。

 チェルシーの最高責任者であるガイ・ローレンス氏は声明の中で、「アンバー・グループは、プラットフォームの展開範囲を世界に拡大し続けているため、世界中に数億人いる忠実なチェルシーファンと話すだけでなく、各シーズンのプレミアリーグを視聴する何十億人からも見てもらえるようになる」とコメントしている。

 一方、シンガポールに拠点を置くアンバー・グループが所有するホエールフィンは、宣伝活動に大手サッカー企業をさらに追加しようとしている。業界紙インサイド・ワールド・フットボールによると、同社はアトレティコ・マドリードと年間4000万ユーロ(4200万ドル)の5年契約を結ぶために協議を進めているという。これは、現在のユニフォームスポンサーであるオンライン取引プラットフォームPlus500が現在同クラブに支払っている2倍以上の金額となる。

 また、アンバー・グループは、新たな資金調達に向けて準備を進めており、実現すれば同社の評価額は約100億ドルになる可能性があると、この件に詳しい情報筋が明らかにしている。同社は2月、シリーズB+の資金調達ラウンドで、シンガポール国家持株会社テマセクが主導した投資家グループから合計2億ドルを調達している。同社のデータによると、この投資ラウンドで同社評価額は約30億ドルに達した。

 アンバー・グループによると、同社プラットフォームがこれまでに処理した取引量は1兆ドル以上に上り、150カ国以上に展開し、1000以上の機関投資家が同社のサービスを利用しているという。

 一方、バイナンスCEO(最高経営責任者)のチャンポン・ジャオ氏もチェルシーの買収を検討していると報じられていたが、同氏はそのような取引を否定している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/chelsea-secures-first-crypto-shirt-sponsor-in-usd-24m-deal.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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