Zcash、メジャーアップデートでプライバシー強化も横ばい

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 人気のプライバシーコイン「Zcash(ZEC)」は自動保護や統一アドレスのような新しい特性をもたらす主要なネットワーク更新を実施している。

 この更新は同プライバシーコインにとって画期的な出来事となるが、同コインの価格は過去24時間変動なく、投資家は表向き沸き立ってはいない。コインゲッコーによれば、協定世界時9時19分、ZECは93.32ドルで取引され、5月31日に変動はない。総合的に、週間で約7%、月間で25%下落している。

 一方、ZECの製作者かつエレクトリック・コイン・カンパニー(ECC)の設立者で最高責任者のズーコ・ウィルコックス氏は、ネットワークアップグレード5(NU5)は火曜日にメインネットのブロックの高さ168万7104で稼働されたというニュースを6月1日に伝えた。

 20年11月以来初の重要な更新で、NU5は信頼されたセットアップとして知られている複雑な設定「セレモニー」への依存を削除するためのHalo証明システムを利用するOrchard保護決済プロトコルのローンチを含む。

 ZECが16年にローンチされたとき、「ゼロ知識証明はセレモニーと呼ばれるユーザーがプライベートな取引を構築し、証明することを許可するパブリックパラメータを生み出すための設定段階が必要であった」とECCはブログの投稿で話した。しかし、最新の更新で、いわゆるセレモニー、または信頼されたセットアップへの依存は削除される。

 「この更新に組み込まれた効率性は初めて携帯でプライベートで管理者が存在しないデジタル・キャッシュ決済を可能にする」とECCは話した。「また、Haloは大規模にプライベートクロスチェーンプルーフを解除するシステムを提供することで相互運用性を高める道を開く」。

 NU5の別の重要な特徴は自動保護である。以前ユーザーは取引保護を選択をする必要があったが、現在、統一アドレスに受け取ったZECは自動的に最新の保護されたプールに転送される。

 ZECは強化されたプライバシーを提供するために、暗号化の形態、ゼロ知識証明を利用するビットコイン(BTC)プロトコルのコードフォークである。ZECは時価総額11億7000万ドル以上あり、現在58位の規模の暗号資産で、36億ドルの時価総額を持つモネロ(XMR)に続く2番目の規模のプライバシーコインである。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/zec-stays-flat-despite-major-zcash-update-that-boosts-privacy.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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