ソラナ、今年だけですでに5回目の機能停止

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 ソラナ(SOL)ブロックチェーンはコンセンサスの不具合が原因で、ネットワークの新しいブロック生成終了後の水曜日に22年で5回目の機能停止に陥った。

 公式事後報告によれば、協定世界時16時55分、同ブロックチェーンはオフラインになり、4時間以上経過した後の協定世界時21時6分にブロック生成を再開した。

 ソラナのネイティブトークンSOLは機能停止中に急落し、ある時点では14%も急落した。協定世界時7時31分、時価総額9位の同コインは39.84ドルで取引され、過去24時間で11%以上、週間で約17%下落。コインゲッコーによれば、21年11月に記録した史上最高値259ドルと比較すると、85%の下落である。

 一方、ソラナステータスによれば、コンセンサスの不具合をもたらしたバグが原因であった。

 「今日の早い時間に、ノードが同じブロックに別の結果を生み出し、Durable Nonce Transactions機能のバグが非決定につながり、ネットワークが進むのを妨げた」とソラナステータスは話した。

 ソラナ公式書類によれば、Durable Nonce Transactionsは「取引ブロックのハッシュの典型的に短い生存期間を潜り抜けるためのメカニズム」である。

 同メカニズムのバグはネットワークの一部にブロックが無効であると思わせ、バリデータ間でのコンセンサスを妨げた、とソラナラボの共同設立者アナトリー・ヤコヴェンコ氏はツイートで説明した。

 一方、ソラナの動作稼働時間トラッカーによれば、同ネットワークは22年に5回の機能停止に遭い、取引量の大幅な増加の結果、18時間にわたるネットワークの機能停止に遭った21年9月以来、合計7回である。

 ソラナ史上最悪の機能停止は22年1月初旬である。これは1月6日から12日まで続いた。また、同ネットワークは1月後半にも機能停止に遭い、1月の動作可能時間は96.4%であった。

 そして、5月、ソラナブロックチェーンは同ネットワークでNFT(非代替性トークン)を取引しようとしたボットが引き起こした機能停止に遭った。

 ソラナの機能停止はもはや非日常のことではないが、コミュニティからはかなりの反発がある。「落ち着けソラナ。これはとっくに過去のことであるべきだ。ソラナを大いに信じているが、現段階では、さすがに疑わざるを得ない」とあるツイッターユーザーは話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/solana-suffers-5th-outage-in-2022-sol-dives.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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