ペイパル、ユーザーに暗号資産の外部ウォレットと交換所への送金を許可

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 現在、オンライン決済大手ペイパルは米国のユーザーに暗号資産(仮想通貨)をアカウントから外部ウォレットや交換所に送金することを許可している。

 「今日(6月7日)から、ペイパルはペイパルと他のウォレットや交換所間での暗号資産の送金をサポートする」とペイパルのブロックチェーン、暗号資産、デジタル通貨担当ゼネラルマネージャー兼シニア・バイスプレジデントのホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏は報道発表で話し、以下のように付け加えた。

 「私たちのプラットフォームで暗号資産の購入の提供を開始してから、これはユーザーが一貫して最も要求していた拡張機能のひとつである」

 同プラットフォームは「数週間後」には米国の資格のある顧客全員を含むよう機能を拡張する計画である、とダ・ポンテ氏は話した。

 より明確に言えば、新機能でユーザーは手数料やネットワーク料金なく、数秒でサポートされている暗号資産をペイパルに送金、暗号資産をペイパルから交換所とハードウェアウォレットを含む外部の暗号資産アドレスに送金、暗号資産を他のペイパルユーザーに送金することができる、と同社は話した。

 まず、ペイパルは20年後半にユーザーに暗号資産の購入、販売、保有のサービスを提供した。21年3月に、同社は何百万のオンラインビジネスの決済で、顧客に暗号資産での支払いを許可する機能Checkout with Cryptoをローンチした。

 暗号資産への最初の参入以来、ペイパルは暗号資産活動を相当強化している。同社は21年3月に暗号資産セキュリティ企業Curvを買収した。また、22年初頭、ペイパルコインという名前の独自のステーブルコインのローンチを検討していると発表した。

 また、ペイパルはNYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)から完全なビットライセンスが許可され、「条件付きビットライセンスから完全なビットライセンスに変わる最初の企業」となるとダ・ポンテ氏は話した。

 とりわけ、同プラットフォームから暗号資産の送金を許可する動向は競合仲介業者ロビンフッドの同様の動向に続いている。

 4月初旬のビットコイン(BTC)2022会議で、200万人の「資格のある」顧客にデジタル資産の送金を可能にする暗号資産ウォレットを稼働したとロビンフッドは発表した。また、暗号資産を同プラットフォームから送金する出金手数料はかからないと同社は話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/paypal-allows-users-to-transfer-crypto-to-external-wallets-and-exchanges.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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