新LUNAトークンが最高値から90%近く下落、下げ基調継続
新たなテラ・ブロックチェーンのネイティブトークンであるテラ(LUNA)は、取引初日に急騰した後、一貫して下落している。業界観測筋は、このテラを復活させる試みがうまくいくのか疑問視し続けている。
この新トークンを取引可能にした最初の大手取引所の1つである暗号資産(仮想通貨)取引所バイビットのデータによると、LUNAは5月28日に1LUNA=0.5ドルでローンチした。その後、最初の1時間で30ドルの最高値まですぐに上昇した。
この最初の急騰後は3.5ドルの安値まで暴落し、多くの取引所で5.5ドル付近で安定した。
ローンチから11日間が経過した現在、LUNAのエアドロップを受け取りトークンを保有することを選んだ人々にとって、これまでの道のりは良いものではなかったようだ。
UTC(協定世界時)8日13時30分時点で、この新トークンは3.48ドルで取引されており、ローンチ後に推移していた5.5ドルから約35%下落している。ローンチ日の高値である30ドルからは88%も下落した。
5月下旬の最初の盛り上がりからのこの暴落で、一部のユーザーはテラ創業者ドー・クォン氏による「2度目のラグプル(持ち逃げ)」ではないかと、この新トークンの意図を疑問視している。
レディットのr/CryptoCurrencyフォーラムで、あるユーザーは「最初のラグプルは経験したが、2度目のラグプルは?」と冗談を言い、別のユーザーは「ラグプル2は終わったようだ。第3シーズンへのリニューアルを期待する」と冗談半分で述べた。
別のユーザーは「2度同じスキームに騙されたというのは控えめに言っても非常に心配だ」と記した。
ドー・クォン氏が自身のツイッターアカウントを非公開にし、既存のフォロワーしか同氏のツイートを見れなくなる中、これらのコメントが投稿された。
ドー・クォン氏は、元々のテラ・チェーンが破綻してからオンライン上でかなりの批判を浴びており、恨みを持った投資家の少なくとも1人が韓国のクォン氏の自宅に行ったとさえ報じられている。
一方、旧テラ・ブロックチェーン(現在はテラ・クラシック)上でまだ存在しているルナクラシック(LUNC)も、ここ数日下落している。
記事執筆時点で、LUNCは1LUNC=0.00006028ドルで取引され、過去24時間だけでも16%、過去7日間では50%近く下落している。
コインゲッコーのランキングによると、高値からの崩壊にも関わらず、同トークンはまだ時価総額8億1900万ドルで第75位の暗号資産となっている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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