独ベルリン拠点のLunu、暗号資産と高級小売業を結びつける

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 Lunuとリップルのパートナーシップ締結により、高級小売店の利用客は、まもなく暗号資産(仮想通貨)を使って店舗やオンラインで買い物できるようになる。LunuのPoS(販売時点情報管理)端末とオンラインウィジェットを活用することで、英国やヨーロッパの高級小売業者は、決済手段として暗号資産に対応することができる。10年以上にわたって金融機関と協力してきた、ビジネス向け暗号資産ソリューションのリーダーであるリップルは、「リクイディティ・ハブ」を通じて、高級小売部門に暗号資産ソリューションを提供する万全の体制を整えている。

 リップルのリクイディティ・ハブがあれば、企業は単一で合理化されたAPIを使って、さまざまな場所からデジタル資産を最適な価格で調達することができる。金融業界とテクノロジー業界が交わる点で10年以上も情報を収集してきたリップルは、暗号資産が企業やそのエンドユーザーに提供できる価値を深く理解している。
 
 暗号資産ソリューションを製品に組み込むためのシンプルで効率的な体験を提供することで、大企業も中小企業も、ビジネスのために暗号資産を調達し、活用する機会を得ることができる。

 22年2月に公開されたリップルの「New Value」レポートで、世界の調査対象者の56%が、「暗号資産での決済に対応する小売業者から購入する傾向にある」ことが分かった。顧客にこの追加オプションを与えることで、新たな層への扉を開き、ブランドを技術的に進歩した、顧客の関心に応える存在にすることができるのだ。

 Lunuの製品ディレクターであるラジェッシュ・マドハイヤン氏は、「高級小売店にとって、最新のトレンドを常に把握することは非常に重要だ。決済については、進化し続ける暗号資産領域で最大の革新が起こっている。Lunuのおかげで、これらの小売業者が、絶え間なく数が増えている、新しく、若い、より裕福なオーディエンスにアクセスすることができる。リップルとの提携は、決済方法の多様性を拡大し、小売業者のブランドをより革新的で進歩的なものとして表現することで、小売業者の顧客サービスの提供に大きな影響を与える可能性がある」とコメントした。

 一部の有名な小売業者は、限定NFT(非代替性トークン)販売やデジタル不動産など、ブロックチェーン技術をさらに受け入れ、現代のブランドとしてのイメージを強化し、Web3時代の幕開けに立つ暗号資産業界と並んで新たな顧客を取り込もうとしている。

 リップルのヨーロッパ担当マネージングディレクターであるセンディ・ヤング氏は、「暗号資産の流動性は、決済からレンディング、クレジットまで、リップルのすべての製品を支える共通のテーマである。私たちの目標は、当社の顧客やその顧客の利益のため、エンタープライズ指向の暗号資産商品を構築することだ。そのため、Lunuの高級小売業者が販売時に暗号資産決済に対応することを可能にする、『リクイディティ・ハブ』のこの新しいユースケースに非常に興奮している」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/crypto-meets-luxury-retail-for-berlin-based-lunu/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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