オープンシー、シーポートへの移行でガス代35%節約可能と主張

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 取引量で世界最大のNFT(非代替性トークン)市場であるオープンシーが、大規模な移行を発表した。これによりユーザーは今後「推定35%」のガス代を節約できるという。

 最近の発表によると、オープンシーはシーポートという新たなウェブ3マーケットプレイス・プロトコルへの移行を進めている。シーポートは、ユーザーがデジタル資産を「安全かつ効率的に」取引できるように設計されている。

「シーポートは革新的だ。オープンソースで、本質的に分散化されており、最新の基盤なので、私たち(そしてこれを利用する全てのチーム)が新機能をより早く構築しリリースする助けとなる」と発表では述べられている。

 この新プロトコルで特に注目すべき利点は、取引効率に最適化されていることだ。「シーポートを使うことで取引でのガス代を推定35%節約できる」とオープンシーは主張し、21年のデータに基づくと合計で4億6000万ドル超が節約できることになるとした。

 さらにこの移行によって、現在は新規ユーザーがオープンシーを利用するために1度だけ支払わなければならない設定手数料であるプロキシ・デプロイメント手数料も無料となる。これにより、ユーザーは毎年さらに1億2000万ドルを節約できるという。

 この新たなアップデートで、「これまでは不可能だった新機能の素早い構築」も可能となる。これには、コレクションの全アイテムにオファーを出すコレクション・オファーや、特定の属性を持つアイテム群へのオファーであるトレイト・オファーなどが含まれる。

 「現在は希少度、フロア価格、最高額オファーも表示しており、全て属性ごとにフィルターされているので、オファーを出す金額を決めるためのより良い情報を得られる」とオープンシーは付け加えた。

 シーポートはオープンシーによるオープンソースのプロジェクトである。オープンシーはこのプロトコルを5月に発表し、開発者とクリエーターに対してシーポート上での構築を始めるよう求めていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/opensea-claims-users-can-save-35-in-gas-cost-following-migration-to-seaport.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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