テザー社は関与が疑われる3つの「デマ」を非難

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 米ドルに連動している最大のステーブルコイン「テザー(USDT)」を発行しているテザー社は、同社の保有資産は割引価格で取引されると考えられている中国のコマーシャル・ペーパーが大量に含まれているという「デマ」を非難する考えを明かにした。また、同社はセルシウス(CEL)とスリー・アローズ・キャピタル関連のうわさから距離を取っている。

 水曜日にテザーのウェブサイトに掲載された声明で、「同社のコマーシャル・ペーパーのポートフォリオの85%が中国に支援されている、またはアジアのコマーシャル・ペーパーで、30%の割引で取引されているといううわさが広まっていることを認識している」と同社は話した。

 「うわさはまったくのデマで、おそらくすでにストレスを受けている市場からさらに利益を生み出す目的で、さらなるパニックを誘発するために広められている」と同社は話し、市場価格の操作のような「試みを非難する」と付け加えた。

 さらに、テザーは準備金が何で構成されているかの証拠として最新の保証評価を挙げた。書類によれば、3月31日、USDT準備金の約47%は米財務省証券であり、コマーシャル・ペーパーは準備金の約25%を占める。

 最新の保証評価以来、コマーシャル・ペーパーの保有はさらに減少したと同社は付け加え、「徐々にゼロへと減少する」と述べた。

 「コマーシャル・ペーパーすべては満了に近づくので、短期償還期日の米財務省証券に再投資する」と声明で話した。

 さらに、圧力をかけられた後、出金を停止している暗号資産(仮想通貨)融資企業セルシウスや破綻したとうわさされている主要暗号資産ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタルに関与しているといううわさについて話した。

 「現在、テザーは同社の株式で行われた少額の投資以外で、セルシウスとの関わりはまったくない」と声明で話し、スリー・アローズ・キャピタルとの関与についてのうわさは「断固としてうそ」であると付け加えた。 

(イメージ写真提供:123RF)
 
https://cryptonews.com/news/tether-condemns-3-false-rumors-about-its-exposure.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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