フォビのタイ部門がライセンス失効で事業停止

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 プラットフォーム閉鎖後、フォビのタイ部門はフォビグループおよびその関連会社とのつながりや法的拘束力を失うことになる。

 フォビのタイ部門は、7月1日からプラットフォームの全業務を停止すると発表した。声明によると、タイの証券取引委員会が同社のライセンスを取り消した。

 フォビが運営を閉鎖するのは今回が初めてではない。18年、米国で同交換所を設立したが、たった1年後に運営を停止し、より統合的で影響力を持ち戻ってくると約束した。

 20年後半、同社は中国の規制取り締まりで許可を失った後、タイに移転した。この動向に続き、同社は収益の30%を失い、アジアの本社をシンガポールに移転した。タイでは、同社は財務省のデジタル資産取引許可を取得した。この許可により、投資家はビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、フォビトークン(HT)を取引することができた。しかし、2年後には、タイの証取委は許可を取り消した。

●フォビはなぜタイで失敗したのか?

 タイの証取委はフォビの経営構造や労働システムに過失を発見したと言及した。これは政府の規制遵守において同社が「事業の運営をできない」ことを意味する。結果、タイの証取委は同社の運営許可を取り消し、運営の閉鎖を命じた。また、同社は顧客にすべての資産を返却する必要がある。

 興味深いことに、タイは暗号資産(仮想通貨)に積極的な国として見なされている。テッククランチのデータによれば、タイは分散型金融(DeFi)採用率が最も高い国のひとつである。とはいえ、同国は投資家を保護するために、規制を強化している。

 タイ部門の閉鎖により、請求者のいない資産が同プラットフォームに残っていると同社は発表した。顧客を手助けするため、タイ部門は同プラットフォームの閉鎖後、出金を可能にする専門メールやテレグラムのページを設定した。

 タイ部門はプラットフォームの閉鎖後、フォビグループや関連会社と関係や法的拘束はもはやない。同社は同国でのつかの間の事業を謝罪した。その後、投資家に感謝を示した。「長きにわたる支援に感謝する」と話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/huobi-thailand-shuts-down-license/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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