セルシウスが投資家から救済金を得られる可能性は低いと報道

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 セルシウス・ネットワーク(CEL)が引き起こした下落は世界中の暗号資産(仮想通貨)ビジネスに影響を与え続け、同ビジネスを支援している投資家は問題を抱えている同暗号資産融資企業を救済するために、さらなる資金供給をすることはおそらくない、と「事態をよく知る人」がファイナンシャルニュースに話した。

 カナダ年金機構ケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)と技術投資家かつAirbnb前CFO(最高財務責任者)ローレンス・トシ氏が設立したグロース・エクイティ企業ウェストキャップは、セルシウスを助けるためにさらなる資金を投入する見込みはない、と同報道機関に話した。21年、ウェストキャップとCDPQはセルシウスに約7億5000万ドルを調達したシリーズBラウンドを指揮し、同新興企業の価値を30億ドル以上に引き上げた。

 「事態をよく思っている人はほとんどいない」というセルシウスと投資家間の協議を認識している人の話が伝えられえた。「十分に理解されている以上にリスクがあった」。

 暗号資産プレーヤーはセルシウスがもたらした損害から距離を置こうとし続けている。とりわけ、セルシウスの影響でステーキングされたイーサ(stETH)のペッグが台無しになる恐れがある中、最近、メーカー分散型自立組織(DAO)はダイ(DAI)のダイレクト・デポジット・モジュールを通して、担保なしで同融資プラットフォームの融資プールにDAIを生成するアーベ(AAVE)の能力を一時停止する投票をした。

 しかし、6月17日、AAVEとレンズ・プロトコルの設立者スタニ・クレチョフ氏は次のように主張した。

 「セルシウスはAAVEプロトコルで借入金を返済するための対策を取り、リスクを減少するために担保を提供していた」

 一方、アラバマ、ケンタッキー、ニュージャージー、テキサス、ワシントン州の証券規制当局は顧客の買戻しを停止するため、今週セルシウスネットワークの決定への捜査を開始し、米拠点企業the Floridaはさらなる課題に直面する可能性がある、とテキサス州証券委員会の執行ディレクターであるジョセフ・ロタンダ氏はロイター通信社に話した。

 アラバマ証券委員会ディレクターのジョセフ・ボーグ氏は、アラバマ、テキサス、ニュージャージー、ケンタッキー証券規制当局はこの件を捜査していると認めた。セルシウスは規制当局の質問に応答しているが、捜査はまだ初期段階であるとボーグ氏は話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/celsius-reportedly-unlikely-to-get-bailout-money-from-investors.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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