ノーベル賞受賞者はウクライナのために1億ドルを獲得、クリプトパンクも一部貢献

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 ウクライナはクリプトパンクNFT(非代替性トークン)の売上で10万3000ドルを調達し、ノーベル賞受賞者はウクライナの子ども難民に1億300万ドル以上を寄付した。

 ウクライナのアレックス・ボロニャコフDX(デジタルトランスフォーメーション)担当副大臣によれば、寄付されたクリプトパンクは#5364で、90イーサリアム(ETH)(10万3190ドル)で売却された。

 同パンクは3月上旬に同国の公式ETHアドレスに送られた。4月、ボロニャコフ副大臣は、同クリプトパンクは約20万ドルを獲得すると期待していると話した。それ以降、ETHの価格は大幅下落した。4月初旬、EHTは約3500ドルで取引されていたが、現在(協定世界時7時30分)、1150ドルで取引されている。

 一方、21年10月にノーベル平和賞を受賞したロシア人記者ドミトリー・ムラトフ氏は金メダルをオークションにかけ、ウクライナの子ども難民を救うために利益を寄付すると約束した。

 AP通信によれば、ノーベル平和賞は月曜日の夜に1億350万ドルで売却され、ノーベル賞の過去の記録を更新した。

 「大きな連帯になることを望んでいたが、このような莫大な額は期待していなかった」とムラトフ氏は入札が終了した後、インタビューで話したと伝えられている。

 ムラトフ氏はウクライナにおいて引き起こされた戦争から逃れ避難した子どもたちのために、募金活動を行うユニセフ(UNICEF=国連児童基金)に送金することを誓った。入札終了直後、ユニセフは資金を受理したと認めたと報じられた。

 6月1日の「国際子どもの日」から始まったオンライン入札は、3週間近く続き、「世界難民の日(6月20日)」に終了した。

 ムラトフ氏は、ロシアのウクライナ侵攻に続き、3月にジャーナリズムに対するロシア政府の弾圧により閉鎖したロシアの独立系新聞社ノーヴァヤ・ガゼータの編集長であった。

 ボロニャコフ氏の6月11日のツイートによれば、ウクライナは「ロシア侵攻に対応し、暗号資産(仮想通貨)で1億3500万ドル以上を調達した」という。しかし、「暗号資産寄付の最初の波は弱まった」と指摘し、さらなる支援を呼び掛けている。

 ウクライナはロシア軍が同国を侵攻した直後の2月下旬に暗号資産寄付の受付を開始した。それ以降、同国は暗号資産資金調達の試みを強化している。

 5月、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はUnited24という名前の100以上の異なる暗号資産の寄付を受け付ける新たな資金調達プラットフォームを立ち上げた。 

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/as-nobel-prize-winner-scores-usd-100m-for-ukraine-cryptopunk-just-did-its-part-too.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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