ＸＣａｒｎｉｖａｌのハッカーが１５００ＥＴＨの報奨金のうち１４６７ＥＴＨを返還

2022/06/28 11:19 cryptonews

　メタバースの資産の融資アグリゲータであるＸＣａｒｎｉｖａｌのハッカーは、残りの１４６７イーサリアム（ＥＴＨ）（１８０万ドル）の返還と訴訟を起こさない代わりに、１５００ＥＴＨ（１８５万ドル）の報奨金を受け取った。

　ハッカーはすでにＸＣａｒｎｉｖａｌチームが共有したアドレスに１４６７ＥＴＨを送ったことがイーサスキャンの取引で示されている。

　日曜日、ハッカーはスマートコントラクトのコードの欠陥を悪用したとブロックチェーンセキュリティ企業ペックシールドは報じ、当時、３０８７ＥＴＨが盗まれたと述べた。

　「保証された非代替性トークン（ＮＦＴ）の引き出しを許可し、担保として利用されたことでハッキングは可能となり、その後、プールから資産を奪うためにハッカーに不正利用された」とペックシールドは話した。

　盗まれた資産を回収する試みで、ＸＣａｒｎｉｖａｌチームはハッカーに連絡を取り、３０万ドルの報奨金を提供し、残りの残額を返却すれば、法的処置を取らないことを約束した。

　「１５００ＥＴＨ、みんなうれしいか？３００ＥＴＨは少なすぎる」とハッカーはオンチェーンメッセージで話した。「１５００ＥＴＨなら受け入れる」とＸＣａｒｎｉｖａｌチームは答え、ハッカーに残りの資産を送金するよう求めた。

　日曜日に共有されたツイートによれば、ＸＣａｒｎｉｖａｌのスマートコントラクトは停止されていて、「すべての入金と借入は一時的にサポートされていない」。

　「メタバース資産銀行のトッププレイヤー」と自社を説明するＸＣａｒｎｉｖａｌはＮＦＴと他のサポートしている暗号資産（仮想通貨）を融資することで、ユーザーは高年利率を獲得することができる。

　一方、同プロジェクトのネイティブトークンＸＣａｒｎｉｖａｌ（ＸＣＶ）は最近のハッキングで厳しい打撃を受けた。同トークンは過去２４時間で１０％下落、週間で１％上昇している。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

This story originally appeared on cryptonews.com.