グレイスケールがSECを提訴、重要なビットコインETF法廷闘争が始まる

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 ビットコイン(BTC)と暗号資産(仮想通貨)最大投資企業の1社である米拠点のグレイスケール・インベストメンツは、SEC(米証券取引委員会)が世界最大のBTCファンド「グレイスケール・ビットコイン・トラスト」(GBTC)の現物上場投資信託(ETF)への変更の申請を拒否した後、SECを訴えた。

 「SECの恣意的で気まぐれな行動で、発行者への差別的な待遇で、GBTCと投資家の利害のために、本件を法廷に持ち込む必要がある」と同社は話した。

 同社によれば、SECはGBTCの現物ETFへの変更申請を拒否したが、いくつかのBTC先物ETFを許可したことが証拠として、市場監視機関はBTC投資手段に対する一貫性のある処置を取ることができていない。

 「規制当局が同資産のデリバティブを保有するETFを受け入れるなら、論理的に同じ資産を保有するETFも受け入れるべきだ」と同社は付け加えた。

 一方、GBTCの変更は詐欺や操作活動を阻止することはなく、業務は投資家や公益を保護しない、とSECは主張している。

 現在、GBTCは129億ドル相当のBTCを保有している。グレイスケールによれば、6月29日時点で、GBTCの株は純資産価値の約30%の割引額で取引されていて、約80億ドルの未回収の株主価値を表している。

 「GBTCの現物BTCのETFへの変更が投資家にとって最善の選択肢であるという考えを曲げていない。効果的に割引額を除外し、株式がBTC価格の後をたどるようになる」と同社は話した。

 「80ページにわたるSECの以前の拒否理由を読み、この重大な暴落時に、SECが公に意見を変えるのに良い時期だと考えるとは思えない」と暗号資産ヘッジファンド「パンテラ・キャピタル」のダン・モアヘッドCEO(最高経営責任者)はSECが申請を拒否する前の6月29日に月間文書で記した。

 モアヘッド氏によれば、拒否された後、「幅広い割引額を見ることになる」。

 「7月か8月に、GBTCが経験する最もひどい大失敗となるだろう」とCEOは追加した。

 協定世界時8時30分、BTCは1万9368ドルで取引され、1日で約4%、週間で3%下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/major-bitcoin-etf-legal-battle-begins-as-grayscale-sues-sec.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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