弱気相場の中で、エルサルバドル人がBTC採掘のために2億ドルの発電所の建設を希望
国外に住む裕福なエルサルバドル人が、太陽光発電を活用した2億ドル規模のビットコイン(BTC)マイニング施設に資金を提供しようとしており、政府による支援を受けているようだ。
El Diario De Hoy紙のウェブサイト版エルサルバドル・ドットコムによると、エルサルバドルの駐米大使ミレナ・マヨルガ駐米大使が、ヨセ・ロペス氏が考案したこの計画について言及している。ロペス氏は、現在スイスに住んでいるエルサルバドル人であるという。
マヨルガ駐米大使によると、ロペス氏は「数百万ドル」のファンドを運用しており、それを使って「ビットコインをマイニングする施設と太陽光発電所を含むプロジェクトに2億米ドルを投資したい」と考えている。
計画がロペス氏の希望通りに進めば、施設はエルサルバドル北部の町チャラテナンゴにあるヌエバ・コンセプシオンに建設される予定だ。
マヨルガ駐米大使は、施設の「インフラ」整備が28日から始まっており、完成までに約8カ月かかると説明している。
また、太陽光発電所はチャラテナンゴに「再生可能エネルギー」を提供するだけでなく、新たな「ビットコインマイニング施設」にも電力を供給することになると述べた。
しかし、マヨルガ駐米大使は太陽光発電所の発電容量については詳細を明かさなかった。提案されているビットコインマイニング施設の規模についても不明である。同メディアは、「ロペス氏の会社に関する情報」も乏しいと指摘している。
一方、ロペス氏は、国が同氏のプロジェクトを支援していることを示唆している。
同氏は、「エルサルバドル政府の助けにより、このプロジェクトを指揮できることを光栄に思う」と話しているという。
ロペス氏は、次のように続けた。
「何もかもエルサルバドルのおかげだ。私のファンドが行うすべての投資は、この美しい国に利益をもたらすためのものである」
最近の市場暴落を受け、同メディアはエルサルバドル政府のビットコイン導入計画を厳しく批判している。
それにもかかわらず、ナジブ・ブケレ大統領は市民や支持者に自身のプロジェクトを信頼するよう呼び掛けている。また、ブケレ大統領は、地熱発電所の近くにビットコインマイニング施設を建設するよう命じた。この発電所は、国の火山を利用して発電するもので、大統領はこの発電所を「ボルカノ―ド」と名付けている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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