テストネットの成功でカルダノのバシル・ハードフォークが「確実」に

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 ネットワークのスケーラビリティとパフォーマンス向上を目指す、待望されていたカルダノ(ADA)のバシル・アップグレードが、テストネットを「無事」通過し1カ月以内にメインネットに導入されると期待されている。

 カルダノ・ブロックチェーンを開発した研究開発会社のIOHK(インプット・アウトプット香港)は3日に次のように発表した。

 「UTC(協定世界時)3日20時20分に、IOGチームがカルダノ・テストネットのハードフォークに成功したことを報告でき嬉しく思う。これはメインネットでのバシル・ハードフォークに向けた道のりにおける重要な次の一歩だ」

 同チームはまた、カルダノ・ブロックチェーン上の開発者とSPO(ステーク・プール・オペレーター)に対し、最終的な試験・統合プロセスを開始するよう求めた。「バシルは複雑なプログラムだ。プロジェクトは後方互換性を確認し、SPOはスクリプトの調整を行う必要がある」とIOHKは述べた。

 テストネットがローンチした数時間後には、カルダノ・ブロックチェーン上のメタバースであるカルダノリアも、ローンチは成功したと発表し、ハードフォークはもはや「確実だ」とした。

 バシル・ハードフォークはテストネットでの実装後4週間でメインネットに導入されると予想されており、8月上旬にはこのアップグレードが稼働する可能性がある。

 スマートコントラクトを可能にしたアロンゾ・ハードフォークに続くこのアップグレードは、カルダノのパフォーマンスと容量を大幅に向上させるためのものだ。スクリプトのパフォーマンスと効率を改善し、コストを下げることでこれが実現する。

 このアップデートは当初6月29日のローンチを予定していた。しかしIOHKはブログ記事の中で、若干の遅れを認めていた。

 一方、コインゲッコーによると、UTC4日正午時点で時価総額7位のコインであるカルダノは24時間で3%上昇、1ADA=0.465ドルで取引されている。1週間では5%、1カ月間では17%下落している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/cardano-vasil-hard-fork-now-inevitable-after-successful-testnet.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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