飲料大手コカ・コーラ、ポリゴンで「プライドシリーズNFTコレクション」を発売

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 コカ・コーラは、LGBTQIA+コミュニティを支援するために活動する、南アフリカのOUTコミュニティにすべての収益を寄付する意向だ。

 世界最大級の飲料会社であるコカ・コーラが、NFT(非代替性トークン)の世界に参入しようとしている。同社は先週、LGBTQIA+コミュニティを祝福する、「プライドシリーズNFTコレクション」をローンチすると発表した。

 コカ・コーラは、NFTの発売に伴い、数々の賞を受賞したデザイナーであり、LGBTQIA+コミュニティのサポーターでもあるリッチ・ムニシ氏と提携を結んでいる。同社は、このプライドシリーズNFTを発売した背景には、愛のメッセージを広めるという目的があると説明している。このコレクションに含まれるNFTは、その本来の性質上、それぞれがユニークなものになる。また、このNFTシリーズの発売により、LGBTQIA+カラーの認知度を高めることができるということだ。

 ムニシ氏との提携について、コカ・コーラは、「ムニシ氏の作品は、エネルギーを破壊することはできないという永続的なアイデアに触発されている。エネルギーは、移動したり、形を変えたり、閉じ込めたり、放出することができるだけだ」と語っている。

●コカ・コーラ、ポリゴンブロックチェーンでNFTコレクションを作成

 コカ・コーラは、プライドNFTコレクションは136のNFTから構成され、すべてがポリゴンブロックチェーンネットワークで作成されることも明らかにした。一部のNFTはすでにマーケットプレイスのオープンシーでリストされている。プライドNFTコレクションのフロア価格(最低価格)は1イーサリアム(ETH)となっている。

 また、NFT初販売の収益はすべて、LGBTQIA+コミュニティにサービスを提供する慈善団体OUTに寄付される予定だという。ムニシ氏がこのコミュニティを選んだ。OUTは南アフリカを拠点に、精神的・身体的なヘルスケアを提供するコミュニティで、南アフリカで2番目に古い慈善団体でもある。

 このコカ・コーラの動きは、NFTが個人的な利益以外の幅広いユースケースでますます人気を集めていることを示している。しかし、NFTを販売した大手企業は、コカ・コーラが初めてではない。ファッション業界を筆頭に、さまざまな分野の企業が、市場で商品を販売するためにNFTを活用している。

●ジバンシィ、コカ・コーラと同様の動き

 高級香水・化粧品メーカーのジバンシイ・パルファムも、コカ・コーラと同様、パリのLGBTQIA+企業(Le Mag Jeunes)のためにNFTコレクションをローンチしている。この発売を成功させるため、LGBTQIA+支援者でギャラリーオーナーのアマール・シン氏が、同社とアーティストのリワインド・コレクティブと提携している。

 シン氏は、ジバンシイの製品ルースパウダー「プリズム・リーブル」からインスピレーションを受け、このNFTをローンチしたと語っている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/coca-cola-pride-nft-polygon/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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