ビットメイン、イーサリアムのPoS移行を前に新しいETHマイニング機器を販売へ

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 イーサリアム(ETH)の開発者はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へブロックチェーンの移行の準備をしているが、ビットコイン(BTC)と暗号資産(仮想通貨)採掘の一枚岩であるビットメインは水曜日に最新のイーサリアム(ETH)採掘リグAntMiner E9の販売を開始する。

 中国の採掘ハードウェア製造企業は火曜日にこのニュースをツイッターで発表し、E9のハッシュレートは2400メガで、1920ワットの電力消費量がかかり、電力効率は1分に0.8ジュールであると詳述した。

 ビットメインによれば、新しい採掘リグは25 Nvidia GeForce RTX3080グラフィックス・カードと同等である。販売は水曜日の東部標準時午前9時(中央欧州標準時15時)に開始する。

21年4月、ビットメインはYouTubeのビデオでAntMiner E9をもったいぶった。しかし、今週販売されるモデルは21年に詳述されたものよりはわずかに燃費が良く、1分0.85ジュールの代わりに1分0.8ジュールを消費する。

 ウェブサイトによれば、採掘リグは1万5000ドルの価格と送料150ドルで販売される。

 同社はAntMiner E9を「世界最強のETH採掘ASIC(特定用途向け集積回路)」と宣伝し、ETHの採掘で月間5280ドルの利益、ETHクラシック(ETC)で3960ドルの利益を生み出すと主張している。

 また、同採掘リグは別のEthashコイン、ETHが採用するプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムを利用する暗号資産の採掘にも使用できる。このコインはETC、Ethoプロトコル(ETHO)、MOAC(MOAC)、Halo Platform(HALO)、他を含む。

 しかし、他のコインの採掘の採算性はETHの採算性には匹敵せず、それがAntMiner E9がETHマイナーとして主に知られている説明である。

 とりわけ、同採掘リグが市場に出るとき、2番目に規模の大きな暗号資産ネットワークがThe Mergeと言及される過程であるPoWテクノロジーからPoSに移行する準備をしており、マイナーにとって必要性はなくなる。

 The Mergeの特定の日程は発表されていないが、ETH開発者は22年末までに完了すると想定している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitmain-to-launch-its-antminer-e9-despite-the-ethereum-merge-edging-closer.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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