マイクリ開発メンバー中心に設立のBOBG(ボブジー)、5000万円規模のシードラウンド実施へ―日本企業のトークン発行を支援

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●ブロックチェーン国内大手が出資

日本発ブロックチェーンプロジェクトのグローバル進出をサポートするBOBG社は12日、シードラウンドで約5500万円(40万ドル)の資金調達を実施することを発表した。

引受先は、事業パートナーとして一次代理店を請け負う。

BOBGのシードラウンドには、Web3/NFT起業家支援に特化したアクセラレーターArriba Studio、ブロックチェーンゲーム開発を手掛けるCryptoGamesやdouble jump.tokyo、Stake Technologies(ステイクテクノロジーズ)のCOOを務めるShun Ishikawa氏が参加する。

BOBG社はシンガポールを拠点とし、コアメンバーは世界No.1ブロックチェーンゲームのトラックレコードを持つ『My Crypto Heroes』の開発/運営メンバーにより構成される。

My Crypto Heroesは2020年10月にMCHC(ガバナンストークン)とRAYS(ユーティリティトークン)を日本国内で発行。そうした実績と知見を活かし、BOBGはグローバル展開を志す日本企業のトークンの発行/運用/管理から暗号資産取引所への上場までを一気通貫でサポートする。

My Crypto Heroesでマーケターとプロデューサーを務めた、BOBGの増山健吾 代表取締役は以下のように述べている。

"今一度、日本のコンテンツをグローバルへ。国内におけるFT発行実績、上場含むトークンマーケティングの経験を元に、全力でサポートして参ります。"

●日本企業のグローバル進出をサポート

日本の税制度では法人が保有する仮想通貨に対する期末課税がネックとなる。パブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」を開発するStake Technologiesなど、有望なプロジェクトは海外で設立し、トークンを発行してきた。

Stake TechnologiesのShun Ishikawa最高執行責任者(COO)は、以下のように述べている。

"日本発グローバルでブロックチェーンを開発する立場として、税制/会計含め様々なハードルにぶつかってきました。Astar/Shiden Networkの開発経験、各種tokenの上場実績を経て蓄積されたノウハウをBOBGに積極的に共有し、日本のプロジェクトをグローバル水準に引き上げる旗振り役として共に業界をリードするポジションとなることを信じています。"

BOBG社はまた、CryptoGames社で2022年7月にローンチ予定の新ゲーム「NFTWars」のガバナンストークン「TCGCoin」の発行を手掛けている。

大手IP企業とNFT活用事例を創出するdouble jump.tokyo株式会社の松谷取締役/COOは「BOBG社の挑戦が多くのゲーム会社のブロックチェーンゲーム参入を後押しする」と期待を寄せた。

"世界に遅れを取らず、日本のコンテンツを世界へ届けるために、double jump.tokyoとしても積極的に連携していきます。この市場を一緒に盛り上げていきましょう!"

●国内でもWeb3が活性化

日本政府の後押しを受け、22年に入り日本企業のWeb3開発が活発化している。

マイクリプトヒーローズなど国内発のブロックチェーンゲームを開発するdouble jump.tokyoは6日、Web3ゲーミングウォレットを開発するために、世界有数の仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)を提供するConsenSysとの提携を発表した。

また5日には、Web3領域のプロジェクトに事業投資を行う「double jump.ventures」の設立を発表している。

CryptoGamesは3月、Astar Network(ASTR)とパートナーシップを締結したことを発表。Astar上にdAppsをローンチする計画を明かした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://coinpost.jp/?p=366968

CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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