NFTの拡大:形態と機能

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 NFT(非代替性トークン)に対する意識を分類した新しいインフォグラフィックによると、見込み保有者の半数以上が、機能的な理由でのみNFTを購入すると回答している。

 また、世界数百人の個人を対象に調査を行ったところ、90%が持続可能なNFTや暗号資産(仮想通貨)だけを購入したい、または購入したことがあると回答。調査参加者は、NFTの購入を妨げる主な要因として、使いやすさとアクセスを挙げており、特に複雑さを最大の障壁として強調している。

 数々の業界がNFTの役割と機会を評価し続ける中で、クリエイターとマーケットプレイスにとってこれらのポイントは最も重要である。

●NFTの力と可能性

 NFTは、現実世界と仮想世界をつなぐ役割を担っている。デジタルアートとコレクターズアイテムは、これらトークンの初期のユースケースを証明してきたが、流通や報酬など、現実世界の課題を解決する機能的な能力も有している。

 例えば、ある資産の所有権をNFTとして記録することで、映画製作や音楽著作権、スポーツのシーズンチケットプログラムなどを強化することができる。このように現実世界のアイテムをトークン化することで、より優れた権利管理や消費者エンゲージメント、より多くの人々のアクセス可能性が実現し、その過程で全く新しいビジネスモデルを解き放つことができる。

 リップルは、炭素市場など優先度の高いNFTのユースケースに投資し続けている。例えば、炭素クレジットをNFTとしてトークン化することで、NGO(非政府組織)やサプライヤーは、検証・認識機能の向上により、透明性と完全性を得ることができる。

●XRPLに備わる利点

 トークン化への広範なシフトの一環として、NFTを導入する業界が増えるにつれて、保有者やクリエイター、そして環境の固有なニーズに合わせたブロックチェーンへの需要が高まっている。高速で低コストかつ拡張可能なチェーンであるカーボンニュートラルなXRPL(XRP台帳)は、NFTの作成と配布に理想的なものである。

 XLS-20(リップル提案のNFTプロトコル)をXRPLコミュニティが採用した場合、XRPL上でのNFT取引は5秒以内で成立し、鋳造・売買のコストもわずか1セント未満になる。XRPLは大量の取引を扱うこともできるため、企業向けアプリやゲーム内のNFTなどの迅速なスケーリングにも最適である。

 さらに、22年初めにNFT-Devnetを立ち上げ、ネイティブでオンレジャーなNFTのために新たに提案された標準を実験したことで、XRPLの開発と利用が容易になり、デベロッパーがより広くアクセスできるようになった。

●トークン化された未来

 暗号資産の普及曲線と同様に、NFTもまだ初期段階にある。しかし、より多くのアートやコレクターズアイテムが制作され、エンターテイメント、ビジネス、持続可能性といった領域にユースケースが拡大するにつれ、このテクノロジーへの関心は高まっている。

 このような強力なユーティリティベースのNFTがより多く定着することで、「価値のインターネット」という私たちのビジョンに重要な貢献をしてくれることだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/nft-expansion-form-and-function/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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