米有名ラッパーのNFT、リリースから約10分で完売

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●有名ラッパーのNFTコレクション

NFT(非代替性トークン)プラットフォーム「OneOf」は26日、90年代の米国の有名ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.(通称、Biggie)のNFTコレクション「Sky's the Limit: The Notorious B.I.G. NFT Collection」をリリースした。

OneOfは、音楽系のNFTプラットフォームとしてローンチされ、現在はスポーツやライフスタイル系のNFTも取り扱っている。当初はテゾス(XTZ)を基盤ブロックチェーンとしていたが、現在はL2ソリューションのポリゴン(MATIC)にも対応。

5月にはポリゴン上で、米eコマース大手のeBayのNFTをミント(発行)することを公表し注目を集めた。

https://twitter.com/OneOfNFT/status/1548753956599435267

ノトーリアス・B.I.G.は、90年代前半にデビューし、当時のヒップホップ界で大きな支持を得た人物だ。1997年に銃撃事件で亡くなっているが、現在も根強いファンが存在する。

今回のNFTコレクションは、ノトーリアス・B.I.G.の遺産管理財団と、OneOfが提携する形で展開された。NFTは、ノトーリアス・B.I.G.をモチーフにした(3D)デザインとなっており、購入者はWeb3(分散型ウェブ)コレクティブ「Sky's The Limit」に加入することが可能。

またミュージシャンの場合、ライセンスを取得し、自身の楽曲にノトーリアス・B.I.G.の楽曲を取り入れることができる。配信プラットフォームでの展開や、ノトーリアス・B.I.Gをクレジットに含めることも許可されている。

記事執筆時点では、NFTコレクションの販売はすでに終了済。OneOfはTwitter上で、発売から10分以内にすべてのNFTが購入された(完売した)ことを報告した。

https://twitter.com/OneOfNFT/status/1552020299327197189

コレクションのリリースについて、遺産管理財団のマネージャー、Wayne Barrow氏は以下のようにコメントしている。

"Biggie(ノトーリアス・B.I.G.)の音楽は、ヒップホップ文化とその世界的な影響において、非常に重要なものだ。私たちのビジネスパートナーであるWillingie IncのElliot Osagie氏は、NFTを発行し、世界的に有名なノトーリアス・B.I.G.のアイコンである悪名高いフリースタイルを共有、ファンと彼を称えるというコンセプトを考案した。"

●音楽業界のNFT展開

音楽領域では、ブロックチェーンやNFTの普及が進みつつある。

2月には、米国の大規模音楽フェスティバル「コーチェラ」がNFTコレクション「Coachella Collectibles」を発行。同月には、米ミュージシャンのスティーブ・アオキ氏が、展開する自身のNFTからの収益が音楽の印税収入を大きく上回ったことを明かした。

プラットフォーム側でも取り組みも進められており、定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyは5月から、米国ユーザーの一部ユーザーを対象に、アーティストページにNFTコレクションを設置する試みを行っている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://coinpost.jp/?p=372607

CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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