ジップメックス、1週間にわたる噂の末に破産を申請

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 ジップメックスは、7月20日にプラットフォーム上で引き出しが一時停止された後、制御不能な課題に直面していることを明らかにした。

 タイ拠点の暗号資産交換所であるジップメックスは、最近のアップデートで、債権者による法的措置からの保護を求め、破産を申請したことを明らかにした。同社は、7月20日にプラットフォーム上で引き出しが一時停止された後、同社の制御を超える課題に直面していることを公表していた。このため、ジップメックスがトラブルに見舞われる可能性があると報じられ、警鐘が鳴らされた。

 しかし、同社のCEOで共同創業者のマーカス・リム氏は、これを噂と断じていた。噂から1週間後、同社はシンガポールで、1カ月間または裁判所による決定があるまで、請求者による手続きの継続または開始からの保護を求めるモラトリアム申請をその事業体に対して提出した。

 ジップメックスによれば、「これはジップメックスが稼働している間に、第3者の法的措置、請求、訴訟から守り、チームが精算状況の解決に全精力を注ぐことができ、その間、請求や不利な措置に対する弁護を心配する必要がなくなる」。

 さらに、精算問題の解決、運営の新たな投資機会の確保、再建計画の開発を求めているとジップメックスは述べた。同社によれば、運営を円滑に進めるために可能性のある投資家と交渉を進めている。

 また、同社はプラットフォームである種の活動を再開したと言及した。声明発表時、取引ウォレットと非代替性トークン(NFT)プラットフォームは完全に稼働していた。声明はZウォレットからの出金はいまも凍結されていると明らかにした。

 ジップメックスの財政問題はテラエコシステムの崩壊とヘッジファンド「スリー・アローズ・キャピタル」に関連している。主要暗号資産価格が大暴落し、事態は悪化した。過去3カ月で、ボイジャー・デジタル、コインフレックス、バベル・ファイナンスを含む暗号資産取引プラットオーム数社また暗号資産融資プラットフォーム「セルシウス」は出金を停止した。

 また、ジップメックスの苦難はバベル・ファイナンスとセルシウスにも関連している。バベル・ファイナンスに4800万ドル、セルシウスに500万ドルのエクスポージャーがある、と同タイ拠点暗号資産交換所は公表した。セルシウスは破綻申請をした。

 現時点で、申請の検討会は22年7月29日午後4時に予定されている。

 「検討会への出席を望む債権者は22年7月28日午後6時(グリニッジ標準時22年7月28日午前10時)までに弁護士事務所モーガン・ルイス・スタンフォードに通知するように」とジップメックスは記載した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/zipmex-files-bankruptcy/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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